【まんだらけトピックス】本・まんが・コミック・TOY・同人誌の専門店

本日21時のトピックス1件お願いします。
突然ですが、セーラームーンやミラクルガールズが連載していた90年前半なかよしを購読していた方、よく巻末に載っていたホラー読切を怖いの苦手なのにするっと読んじゃって、妙にえぐいカットが忘れられないって方はいらっしゃいませんか？
担当も実はそんな一人でしたが、タイトルは思い出せない…でもなかよしでこの人の名前ぐらいしかホラー作家いなかった…とつっかえた気持ちになっていました。
そして約20年以上。
お買取の瞬間には思わず「これだ！」と思いました。

なかよし1993年3月号付録　松本洋子「魔物語」

単行本で見つからないわけです。付録本でした。
2作を収録。
一話目は、にんじん嫌いな少年に起こる不思議でファンタジックな魔法…
しかしそこは松本先生。当時の女の子向けコミックとしては異例なくらいに臓器や骨がみられるグロ欝な描写が魅力です
特に最後の一コマ！
解説も無いこのたった1ページに戦慄して、今までのファンタジックな空気をどん底に突き落としてください。

二話目は、停止したエレベーターの狭い密室で起こる会話中心のサスペンス。
密室サスペンスは多々あれど、停電したエレベーターでの連続殺人！狭いです！
トリックどころかホラー・死神なんでもありなので、誰が犯人かパニックになる人々の表情をお楽しみ下さい。
一話目が描写でトラウマとしたら、二話目は心理的なトラウマ。
重ね重ねですが、当時の夢にあふれる90年代少女マンガの王道・なかよしでここまで描けるのは松本先生だけではないでしょうか。
今回は冊子のみでの単品販売となります。宇都宮店初入荷です。

通販はこちらです。

まんだらけ宇都宮店店頭もしくは通販ページにてお待ちしております。

(担当タキタ)