野球部に所属しているケンゴ。練習中に肩を壊して暫く安静にしていなければならなくなり落ち込んでいた。
翌日、彼が自分と同じクラスで一度も教室に来た事がない吉岡という生徒だという事を知る。
彼は年上で留年していた。原因は同級生に性的暴行を受けた事だという…周りと群れたりせず自分の世界を持つ吉岡が羨ましかったのだろう。
心配も束の間、周りも受け入れてくれていた為思いのほかすぐに馴染めていた。
自分が守ってあげなければという気持ちが強くなる一方でついには同級生に触れられている姿を見て妬いてしまうように。
不自然なあまり吉岡に問われ、好きだという事を告げる。
吉岡にその感情はないが、体に触れること以外拒まれない。
彼の正体こそ、吉岡に性的暴行を加えた主犯だった。
震える吉岡を支えていると、今まで打ち明けてくれていなかった事を話し出す…
あの事件の後電車で会った彼が家に友達として訪れ、吉岡を襲ったのだという。
今なら、自分を想ってくれる人が居るから忘れられる。忘れさせてくれると思い、ケンゴに関係を迫る。
あれから数ヶ月が経ち、ついに卒業。
互いの全てを知ったものの「好き」という言葉を伝えたのはケンゴだけ。
大学も別の県へ進むので離れ離れになってしまう。
吉岡から「好き」という気持ちが聞けるのか…
このまま友達として別れてしまうのか。
思いやりを受けて傷が癒えていく吉岡と、自分の経験した事のない闇を負って苦しむ彼を救い出したい一心で突き進むケンゴ。
とても優しい気持ちになれる一冊です。
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