岩井の本棚 「2008ベスト」 第1回

福岡店・小倉店スタッフ編

2008年が終わり、2009年になりましたが、僕が元旦の深夜にボンヤリと考えたことは
「肉(2・9)の間に「ムゲンダイ」が入るなんて、それキン消し大好きなミクロ館的にはたまらない数列だよなあ」
っていうホントどうでもいいことでした。
そんなわけで2008年を振り返り「まんだらけスタッフが選ぶ2008年ベスト」を今年もやっていこうと思います。
今回で3回目となりますこの企画ですが、ルールは単純です。
  • 2008年に読んだマンガなら何でもOK
だけです。過去作でも未単行本化でもなんでもOKです。

このルールにしたのは、まんだらけがマンガを扱う古書店であること。
全ての年代から、全ての選択肢から、全ての作者の作品群から選べるのが古書店だからです。

もうひとつはタイムラグと鮮度の問題です。
年末に出るコミックベスト本は、いずれも2007年末〜2008年10月までに発行された単行本からベストを選ぶというルールがあります。
このため「トリコ」も「バクマン。」も「青春少年マガジン」も、その時点では単行本が発行されてなかったから、2008年のベストにいれることが出来ないのです。

連載が始まってから単行本になるのまでは、月刊誌であれば1年以上かかりますし、単行本スパンが短いジャンプですら、5ヶ月はかかります。
このシステムだと、待望の第1巻!扱いされているようなものでも、10月までに発行されないと、来年に回されてしまいます。
いうならば新刊書店に並んでいる本からしか選べないシステムなのです。

今年の商業誌主催のマンガベストでは、ともに「聖☆おにいさん」がほぼ1位か2位という扱いでした。

しかしブログ界隈では2007年のベストに入れてた方も多いし、まんだらけのベストでも2007年で挙げてた方が多かったですね。
じゃあこのタイムラグ何? って単純なことで、「聖☆おにいさん」の1巻の発行が08年1月だからです。
連載時の話題になり方もすごかったし、みんな面白いって知ってたのに、ルールがそれだから2007には入れられなかったんですね。

雑誌で読む派の人が多いまんだらけでは、単行本が出ないとランキングに入れられないのでは鮮度を損ねている気がするので、単行本が出てるかどうかには縛りを入れませんでした。
また個人が読んだものの中で順位があるのはともかく、嗜好の異なる人の意見を無理矢理集合させて順位をつけることに意味は薄いと思うので、ポイント制にしたりで順位の総合計はだしていません。

今年のベストなのに今年に関係するタイトルがあんまり出てこないベスト、ってのもヘンではありますが、まんだらけで働いてるとどうしてもそうなっちゃうんですよね。変な職場です。

それでは第一回はスタッフのアツさと、イベントの濃さと満足度はトップまちがいなしの福岡店と、無法松の一生と言えばまんだらけ小倉店です。

落第忍者乱太郎 / 尼子騒兵衛 (1〜44巻以下続刊)


今年は16期アニメの影響で忍者の卵たちがヲトメ心を引っ掴んで揺さぶりまくってくれました。 思えばアニメが始まったばかりの頃、私はまだ小学生で、同じくらいの年頃の少年たちがわいわい楽しく忍術の歴史を解説してくれる親切な番組だと純粋に思っておりました。
あと、きり丸は普通にカッコイイと思っておりました。

それが今ではアニメOPに6年生が登場したからって奇声を発して隣に座る父親に熱を測られるまでになるなんて、誰が想像できましょう。
もう邪フィルター無しにはすべての物事を見れなくなっている自分に絶望します。

そんな私の邪念たっぷりに何回も読み返された落第忍者乱太郎。
当然読むたびに私の脳内では妄想が咲き乱れてます。
イチオシは六年生のイケメンは組コンビ。食満留三郎と善法寺伊作の2人です。



私の脳内では登場してすぐぐらいから2人は夫婦になってました。 今年の最新刊で公式に同室で生活してると知った時は部屋で奇声を上げ何事かと心配した親が部屋に飛び込んできました。 腐女子としては同室=同棲といても過言ではありません。今年一番の喜ばしい出来事でした。

因みに全巻通して私の一番のお気に入りは14巻だったりします。 上記2人は登場してませんが、初期の頃からずっと好きなきり丸と団蔵の巻なので。 女装姿のきり丸と若旦那団蔵はお似合いカップルだな〜とか・・・。(笑)

まあそういった腐女子視点は抜きにしても忍術解説や歴史についての豆知識が身に付く雑学書としても魅力的です。 さらに14巻で一番お気に入り、というかリアルなシーン第7章203ページのきり丸の「ああいう堀があったら〜(以下略)」の台詞。



きり丸の生い立ちとか、時代背景を考えるととても深い台詞で、ものすごく切ないシーンでもあります。 一見して子供向けのギャグタッチのコミックと思わせといて要所要所の切なさが歳を取ってからも魅力的に感じるのかもしれません。

最後は少しだけしんみり語りましたが、結局私は腐っても腐女子なので来年になったら17期アニメで奇声を発していることでしょう。(そろそろ両親にも諦めの色が浮んできています。)
自己紹介
福岡生まれの福岡育ち。萌えとゲームとBLと可愛い女の子をこよなく愛するオールマイティオタク。 夏は日差しに弱く、冬は寒さに弱い引き篭もり。顔色は年々 白くなっていく(血色が悪い的意味で)が、服装は年々黒くなっていく。
2008年どんな年?
引き篭もり度が年々上がってきてます。お休みの日に部屋から殆ど出てない・・・。 たまに布団から出ないときも・・・。ゲームと本で家が歪み始めている恐怖の日々。

福岡店/LIVE担当/小幡

野獣社員ツキシマ / 大和田秀樹


普段はぐうたら社員の主人公・月島亮。ただし誰の手にも負えないようなトラブルが会社に起きた場合、 手段・経費・時に自らの命や常識も問わずに鮮やかに解決に導く有能社員となる・・・。

初めてこのコミックを読んだ時にまず想い浮んだのが、リ○インのCMでした。 『24時間戦えますか』がキャッチフレーズのアレを地でいってるのがこの本です。
地雷地帯を平気で歩く、麻薬カルテルのボスとサシで勝負する、たった一夜の接待の為にデパートを改装するなどなど正気の沙汰とは思えないことを平気でやってのける主人公が実に爽快です。

何を要求されても無理だとかできないとか言わないその姿勢は見習うべきものがあるなぁと実感してしまいます。月島ほどは無理ですが。 分厚くて文字ばかりのビジネス書よりも、世のサラリーマン諸氏に読んで欲しい一冊ですね。

ポヨポヨ観察日記 / 樹るう

限りなく球体に近い猫(多分)の【ポヨ】と飼い主【萌ちゃん】の日常を綴った四コマ漫画です。 外見はホントに愛らしい毛玉ですが、中身は漢でマッチョ(筋肉みっしり)なポヨに一目惚れしました。
新刊が発売されるのが待ち遠しかった本は久々です。
ほのぼの笑えて、癒される、心の栄養的な一冊です。
自宅に生猫はいますが、まだまだ猫漫画も発掘していきたいです。
自己紹介
この度社員として再出発させていただくことになりました。 猫と動物全般を愛でるのが好きで、漫画に関しては少女少年青年と雑食性。 フレッシュな新人と形容するのは厚かましいですが、【初心忘れず】を念頭に仕事をしていきますので 宜しくお願いします。
2008年気になったニュース
ガソリン値上がり。最近になってだいぶ落ち着いたことに安堵。

福岡店/LIVE担当/松本

私という猫 / イシデ電


俗に言う「猫マンガ」。
ですが!
このマンガの凄いところは、「作者(イシデ電氏)がもし猫だったら」というコンセプトのもと1つのマンガになっています。

普通に考えるならば「飼い主に可愛がられたい!」や「他の猫と冒険の旅に出る」というようなファンシーかつ可愛らしい答えが出そうなのに対し、 この「私という猫」は家の中で買われているような「家ネコ」ではなく【野良猫】、という設定に始まり野良猫で一生を終える、そんな猫の生き様が描かれています。

恋をしたり、縄張り争いをしたり、自分を貫いて生を終える、そんな彼ら野良猫視点で描かれた猫の世界に興味を持ってしまった人には特にオススメしたい1冊です。
自己紹介
今年はいろいろなことがありました。
出会いあり別れあり涙は・・・なかったかもしれませんが、今年に引き続き来年も良く笑える人間になろうと思います。
2008年気になったニュース
年金問題でしょうか・・・。
歳をとりたくないなぁと思いました。

福岡店/LIVE担当/秋山

01(ZERO ONE) / 奥浩哉


ふと読み返したくなって、家の中を探し回ったのですが見つからず、いろんな所を探し回りもう一冊買っちゃいました。 読みたいときに限って見つからないのはどうしてですかね〜

西暦2028年、MBZとよばれるバーチャルリアリティ体感型格闘ゲームが流行っており、主人公があるディスクを拾う事で物語が進んで行きます。 当時としては珍しかったCGをいちはやく取り入れることで迫力のあるバトルシーンや未来的な背景など目を見張るものがあります。
惜しむらくは3巻で連載が終了していることです。 面白いのでまだ読んだことの無い方、GANTZ好きの方は是非読んでみて下さい。
自己紹介
大掃除をやっているのですが、ついつい本を読み返してしまって、なかなか進まない福岡店の梅本です。

福岡店/コミック担当/梅本

れっどまん / 柴田芳樹


2008年、色々と読んだ漫画の中でなぜか一番印象に残っている作者、柴田芳樹。
圧倒的な強さと人間離れした運動神経、そして時にポストや非常ベルにまで恋してしまう異常なまでの"赤"への執着心。 彼の過去には何があったのか?
ヒーローは謎に包まれているからこそ魅力的で正体を知りたくなるもんだなと思ってしまう作品。

…な〜んて語る事すら馬鹿らしくなる程の破壊力を持ってます。
とにかく素敵。そしてレッドマン、モテ過ぎ。

世紀末大人物伝 ジャイアンツ(1) / 柴田芳樹

同じ柴田芳樹でもう一つ。

世間からは認められていないけど実は偉大な人物、情熱を燃えたたせ頭に描いた夢を実現する人物、それが"ジャイアンツ"。
読後、小さな事で悩んでいた自分に問いたくなります。
『お前はジャイアンツになりたかったはずだろ?』と。
ラストに本物のジャイアンツ・岡本太郎の話が載ってます。
1巻だけで2巻は出てません。

ジャイガンスティック!(親指を立てながら

この作者のHPがあるのですが、他の作品を読む事ができます。
最終更新が2007年でフリーターしてると書いてるのですがまだまだ読んでみたいです。
自己紹介と近況
東京暮らしからスタートした2008年。
様々な出会いや別れを繰り返し、もうすぐ2009年だなとかのんびり考えてた年末に起こったまさかの自転車盗難。 今までの人生で一番濃い一年を過ごしたに違いないと感じています。
チャリが無ければ歩けばいいじゃない。
福岡店コミック担当青柳です。
2008年気になったニュース
諸星大二郎、ついに「西遊妖猿伝」再開。

福岡店/コミック担当/青柳

トライガン / 内藤泰弘


作者は「内藤 泰弘」さんで「サムライスピリッツ」の漫画化作品を連載されておりました。
1995年から連載されていた作品で、約2年間「月刊少年キャプテン」で連載されていたのですが、 「月刊少年キャプテン」が廃刊したため、「ヤングキングアワーズ」にて「トライガン マキシマム」として連載を再開し、 約10年にもわたる連載後、雑誌では2007年の5月号、単行本では2008年の4月で最終話を迎えました。

アニメ化にもなり、深夜アニメとして26話放映されておりました。 現在ではオリジナルストーリーの劇場版アニメの企画も進行されているようです。
最終話に向けての因縁の対決に目を向けるものが有り、主人公だけでなく、 サブキャラクターの活躍もかっこよく表現されていて、この作品のすばらしさを痛感しております。
自己紹介
福岡店の男性向けフロアでPCゲームを担当させていただいております。 社会人一年目で様々な右往左往しております。 どんなことよりもエロゲが大好きで休日は部屋に引きこもってエロゲばっかりやってます。 最近では「WithYou」や「家族計画」など少し古い作品に手を出して基礎を勉強しております。
2008年どんな年?
まんだらけで社会人としての第一歩を踏み出させていただきました。 男性向けPCゲームを担当させていただきましたが、今年一年でPCゲームの知識が上がり、これからも精進していかないと いけないなと思いました。 来年にはもっと知識を広げていけるよう頑張ります。

福岡店/DEEP担当/宮脇

バニーズほか / 笠辺 哲


笠辺哲のデビュー短編集ですが、なんかおもしろい漫画ないか探していた時に表紙で選んでアタリだった作品です。 いい意味で期待を裏切る展開、魅力的なキャラ、なんか懐かしい絵柄。一番好きな話は「衛生下士官」。
すこし未来の職業軍人の苦悩、、他人事じゃない気がします。
この本読んだ後、早速長編(といっても全2巻)「フライングガール」も読みましたが、相変わらずいい味出してました。 次回作も読むつもりです。

アフター0 / 岡崎 二郎

大好きな藤子不二雄先生のSF短編。
他のSF作品も読んでみようかと本屋をうろついてたら見つけましたよ、この漫画!
これだから漫画読むのはやめられません。
細い線で描かれてますが、内容は太い。岡崎二郎の知識量にはただただ関心。
まだ読んだことが無い方は是非!

花園メリーゴーランド / 柏木ハルコ

休憩中にスタッフのエロ話を盗み聞きして知った漫画です。
その夜、そっこう家で検索、購入しました。
こういう変化球のエロは良いです。とても。
この“常識”と“体”のぶつかり合いは必見です。
子供のときに読んでたらどんな大人になってたんだろう、、、。
自己紹介
1F少年フロアと、たまに2Fのヴィンテージに出没し、勉強中です。 おしりが筋肉痛になろうが、腰が痛くなろうが、かけずり回って笑顔で接客していきます!
2008年どんな年?
今年は転職、引越しなど人生の岐路にバンバンたたされ、「こっち」「う〜ん、あっち」「じゃあその中間で」など いろいろと決断していたら、いつのまにやら“まんだらけ”で本に囲まれてました。

福岡店/コミック担当/中島

ギャンブルッ! / 鹿賀 ミツル


主人公のマサルの、勝負に勝つ直前にフッと見せる笑顔が、すごく怖い。
「ギャンブルって、怖いんだよ」
近未来のお話、小学生がギャンブルしてる? (正義のバトル、スポーツ、並んでギャンブルものを連載しているサンデーって、少年誌なのに、面白い。)

展開はギャンブルマンガの定番と思いますが、じわじわと病み付きになります。
勝負の続きがすごく気になるお話です。
実演できれば、勝負に勝てるかも・・・。
楽しみにして1・2巻同時発売の日は本屋で探しました。(探さなきゃいけなかったので寂しかったです。)

最上の命医 / 橋口 たかし、入江 謙三

「見殺しよりは人殺しがいい」

そんなかっこいいセリフが、すんなりと出てくる西條先生。
あの、おいしいパンを作っていた作者が?
医療漫画、まじめな話かな?と、思っていたら、思いっきりまじめなお話で、感動しました。 子供を救うと、さらにその子供の子供、子孫(未来の命)を救う…と無限の樹形図を救うことになる!

意味は是非読んで感じてくだい。

侵略!イカ娘 / 安部 真弘

海を汚す人類を支配すべく、海底からの侵略者“イカ娘”が現れた。 ……なんて書くと、手塚治虫の不朽の名作「ミクロイドS」を思い浮かべる人もいるかも知れないが、 ノリや雰囲気はだいぶ違うので恐がりの人にも安心だ。

「面白い」というより「…なんかイイ」!

全体に、読み進めるごとにじんわりと和んでくる、そんな漫画です。 特に主役の“イカ娘”が回を追うごとにカワユくなっていく感があり。

「可愛いじゃなイカ!」

マップス ネクストシート / 長谷川 裕一

「続編で、外伝で、パラレルで…そして何より新作!」
作者の弁より。
前作のマップスを読んでから、何年たったっけ?
覚えていないが10年以上はたっているはず。
やっぱり長谷川先生だ。
やっぱりマップスだ。

是非とも今回も、大きな風呂敷を広げて見事に畳んでもらいたいものです。

メトロ・サヴァイブ / 藤澤 勇希

こんな場所でしか生きられない以上、この場所で生きのびるしかない。
この場の今のありさまから目をそむけず、ちゃんと向き合いつづける以外に、サバイバルする方法はないのだ。 そのことを作者は静かに、熱い筆致で描いていく。

多くは語らず、読んでみてくれ。
自己紹介
本好きで入社してきました。
まんだらけでの仕事は

きつく、楽しく、おもしろい!

好きなことに妥協せずに付き合ってやっていきます。

福岡店 コミック担当/植田

1位 【スプリンガルド(1) / 藤田和日朗】


“3年の沈黙を破り、怪人バネ足ジャックが再び現れる。次々に殺されていく女性達。 その男はマントを被り、奇怪な高笑いを残し、飛び跳ねて消えていった・・・

スコットランド・ヤードのジェイムズ警部は3年前に目星をつけていた大貴族の元に馬車を走らせた・・・” 時代は19世紀、舞台は産業革命期の大英帝国の首都ロンドン。 1837年〜1838年にイギリスを震撼させた都市伝説から生まれた「バネ足ジャック」事件を藤田和日朗が大胆にアレンジした怪作。

実際はこの作品2007年に発行されたんですが、担当が読んだのが2008年だったので今年のベストに入れました。
藤田和日朗のキャラクターの迫力は勿論、男の熱い生き様が書かれています。
怪奇と冒険と浪漫がつまった1冊。
読んだ後はちょっと切ないけど清々しい気持ちになれます。

2位 【HIGH SCHOOL of the DEAD(1)〜(5) / 佐藤ショウジ】

一言で申しますとこの作品、この「バイオハザード」のオマージュです。
ストーリーは突如現れたゾンビ軍団を主人公の高校生が仲間と力をあわせ倒していくという王道パターン。

ですが担当この作品を押させていただきます。
なぜならばこの作者の佐藤ショウジ、実はINAZUMAの名で同人誌を発行する担当が好きな同人作家ベスト5に入る作家さんでもあります。
ええ、そうです。ずばり担当この作者の絵が大好きなんです!!

私、この作家さんの作品デビュー作から持っております。
同人誌から始まり、ついに商業誌にデビュー・・・気持ちは小鳥の旅立ちを見守る親鳥のよう・・・
2008年は多くの同人作家さんが商業誌にデビューしていきました。
この作品はその中でも1番のクオリティを誇りオススメです。

飛んでいけ小鳥達よ、でもちゃんと同人誌も書いて欲しい。
同人誌大好き担当の切なる願いです。
自己紹介
名前:岡部 高知(オカベ タカトシ)
御歳:32歳
性別:オス
趣味:同人誌集め
好きな言葉:人生這い上がるくらいでちょうどいい
2008年どんな年?
なんといっても転職し、まんだらけスタッフになったことが1番の出来事でした。 激動の1年でした。 また体重も130キロから106キロに多少動きました。
2008年気になったニュース
「四川大地震」、また後半のリーマン・ブラザーズ倒産からの金融危機による本格的な不況の 到来等暗いニュースが多かったです。 2009年は良いニュースが増えるとよいですね。

福岡店 DEEP担当 岡部

秋田書店チャンピオン 鴨川つばめ【ドラネコロック】


月刊チャンピオンに1977年6月号から1980年5月号まで連載された作品です。
「ロック」と「バイク」と「女の子」が大好きな「しげるくん」とその家族と友人達のドタバタな物語。 本能的に毎日を送る「しげるくん」ですが、まわりの登場人物は”愛”をもって寛大に彼に接します。

鴨川先生のキャラクターは、みんな可愛く、穏やかな気持ちにさせてくれて大好きです。
自己紹介
最近は、赤塚先生の影響で往年のギャグ漫画中心に楽しく読んで過ごしています。
2008年気になったニュース
赤塚不二夫先生死去。 死去後の各方面のアプローチが優しく、先生の御人柄が垣間見れ 心温まる反面、先生の他界を哀しく感じました。

福岡店 松田

小倉店ロリショタ担当です。


第1位:「はなまる幼稚園」 スクエアエニックス/勇人

幼稚園が舞台の、ほのぼの漫画
こどもの無邪気さ、純真さがビンビン伝わってきます!
ぱっぱーぱっぱー

第2位:「ちょこっとヒメ」 スクウェア・エニックス/カザマアヤミ

犬も好きだけど、猫も好きです
こどもと猫、そして犬。その三つが一度で味わえるそんな漫画
昔の映画館みたいにお得な感じです

第3位:「みつどもえ」 秋田書店/桜井のりお

こちらもこどもが主人公の作品
2008ベストに選んだ作品全てにこどもが出てきてますが変態ではありません。安心して下さい
ただ、みつばには「変態!」と呼ばれたいです
むふー
自己紹介
小倉店でディスクとGAMEを担当している髭坊主です。宜しくお願いします。
2008年 気になったニュース
児童ポルノ単純所持禁止!
もしそうなったら1000万人ぐらい逮捕されるのでは…
近況
ダイエットをしているが80kgから全く落ちなくなりました…

小倉店 鬼塚

乙女の萌えは止められませんね!今年も腐った1年でした。


第1位:「SKET DANCE」 篠原健太

今年担当が最も興奮した(乙女的に)作品は…SKET DANCE です。
某担当とカブろうとも譲れません☆
やっぱり同人誌好き乙女としては、ジャンプは毎週欠かせませんので。

開盟学園の生徒ボッスン(可愛い)・ヒメコ(男前)・スイッチ(イケメン)の3人からなる人助けを目的とした部活動「スケット団」。 お笑い有、感動ありの爽やか学園ストーリー。
現在ジャンプで担当は真っ先に見る作品です。

そんなに同人誌は出ていない様ですが、担当は『猛烈に欲しい〜』と常に思っています!! また 、生徒会執行部の面々も美男美女揃い!(すいません美女にはあんまり興味が…) 安形 惣司郎とか、椿 佐介とか、カッコイイし可愛いです。

二人がボッスンに絡んでいる時なんかもう…!(ヨダレが…涎が留まる所をしりませんよ!) これからも生徒会執行部が活躍してくれる事を祈り続けますよ〜!!
ちなみに担当一番好きなの安形君です。SDの仙道さんを思い出します。
自己紹介
女性向け同人誌、コスプレ担当です。
好きなものは面白いもの。面白ければなんでも好きです!あと、エロいBL同人誌も。
2008年 気になったニュース
麻生内閣誕生。そして麻生総理の私生活が気になります。
近況
最近面白かったのは『ゲームセンターCX』
有野さん面白すぎ!ゲームに詳しくもないのに見てるだけで面白かったです。
現在も帰ってお酒を飲みながらコレを見ているととてつもなく幸せを感じます。
それともう一つ、『デトロイト・メタル・シティ』の映画。
松山さん最高カッコイイです。クラウザーさん実際に見てみたい☆

小倉店 松永

浪漫ちゃんとエーちゃんに癒された1年


第1位:「SKET DANCE」 篠原健太

学園マンガ最高!ボッスン最高、ヒメコ最高、スイッチ最高、浪漫ちゃん大好き!

このマンガの面白さを冷静に分析するなら、いろんな意味で「バランスがいい」のだと思います。 適度にマニアックであり、適度にパロディネタが豊富で、各所にギャグがちりばめられていて、かといってふざけすぎていない…。

という風に分析するのは可能ですが、個人的にはそんなことはどうでもいいです。だって大好きだから。 不覚にも「高校生活っていいかも」とさえ思ってしまいました。こんな楽しい学園生活はそうそう転がってないでしょうが。

第2位:「Baby Steps」 勝木光

勝手な邪推ですが、マガジン編集部が勝木先生に「テニス漫画描くんなら、テニプリの真逆の話にしよう!」 と注文でもされたのだろうか、と妄想せずにはいられないほどの、某王子様とのすさまじい差のある内容。

”主人公がなんの特徴もトラウマもない学校の優等生” ”得意なことは反復練習” "ヒロインが素直でカワイイ”と恐ろしいほどまでに清々しい設定。
特に主人公エーちゃんの真面目さ・ひたむきさは、マガジンでは「はじめの一歩」以来の収穫かも。

この時代にどこまでこの路線を貫けるのかはわかりませんが、ぜひ行けるところまで走ってほしいです。

第3位:「青春少年マガジン1978〜1983」 小林まこと

たぶんいろんな人が取り上げると思いますが、それでも言及せずにはいられない今年の一冊。

作者が自分の若いころを振り返った自伝もの…と思いきや週刊連載の過酷さにあっさり言及したりする率直さや、 漫画化に際して自分の姿を現実よりかっこよく描きますと宣言する豪快さ、 そして最後まで読むことで本当に描きたかったのは同期の漫画家大和田夏希・小野新二の二人ことだったのが分かる意外な構成など、とにかく良かったです。

第4位:「新スレイヤーズ ファルシェスの砂時計」 神坂一/旭

今年は11年ぶりに「スレイヤーズ」のTVアニメが作成されたファンにとっては素晴らしい年でしたが、 アニメ化されたこと自体は良くても、ストーリーの方は正直「…」と消化不良気味でした。

しかし、この新作コミックのおかげで大分補完できました。
絵の方は今までのスレイヤーズとはかなり違うものの、ストーリーについては非常に面白かったです。 特にルーク・ミリーナの心理がとても丁寧に描かれていて、原作ファンとしては満足です。

第5位:「モンスターキネマトグラフ」 坂木原レム

性的に興奮すると怪獣になってしまう女性が主人公のお話。
こう書くとギャグマンガのようですが、実は人情ものだったりします。
よくこんな変な設定考えたなー、とちょっと感心。

第6位:「だって愛してる」 むんこ

遅まきながらやっとむんこを読み始めました。
「らいか・デイズ」も好きですけど、こっちの方がより夫のダメ部分とシリアスの度合が良くて好きです。

第7位:「水色スプラッシュ2nd season」 舞阪洸/紫☆にゃ〜

まさか2巻が出るとは夢にも思わなかった作品。
内容は、ただひたすら水着のおねえちゃんが出るだけ。くだらねー、でも好き。

第8位:「木造迷宮」 アサミ・マート

メイド萌えならぬ「お手伝いさん萌え」の作品。
「だって愛してる」同様これもダメ主人公とできた女性の話。
自分はこういう組み合わせの話が好きなのだとつくづく思った一冊。

第9位:「ボクの社長サマ」 あろひろし

「とっても少年探検隊」「優&魅衣」「ふたば君チェンジ」のファンだった身としては、 4コマにフィールドが移ったとはいえ、あろ先生のギャグ漫画が読めるのはうれしい限り。
来年頭にはひさびさの3巻も出ます。

第10位:「虹色town」 大和田夏希

およそ20数年ぶりに読み返しました。
といっても「青春少年マガジン1978〜1983」を読んだからではなく、今年の前半に偶然読みました。

最初に読んだ時はとてつもなくエロイマンガだと思ったのですが、読み返すとちゃんとした青春漫画でした。 もちろん年取ったせいもあるんでしょうが…。
大和田先生のその後は、上記の「青春少年マガジン」で初めて知りました。
あらためて小野新二先生とともに読み返してみたいです。

おまけ:「RAIL GIAL」 池田邦彦

009年1号のモーニングに載っていたちばてつや賞受賞作です。
作者は43歳。アラフォーです。
今年一度もアラフォーって使いませんでしたので、ここで使ってみました。
田舎の無人駅が舞台の一部なのですが、僕の祖父の家も簡易委託駅だったのでちょっと懐かしかったです。
自己紹介
小倉店コミック担当です。
ムックもやっています。でも一番好きなのはライトノベルです。
店舗ではだれも話についてきてくれません。
孤独です、でもいいです、なぜなら今年は「ソードワールド2.0」が発売されたからです、幸せ。 一年を振り返って、個人的にはいろいろあったものの、ここで言及するようなことはなにもありませんでした。 仕事して帰って本読んでゲームして寝て過ごす生活です。
同僚に「面白くない生活」といわれる日々です。
来年の抱負は、TRPGの同好会を作りたいです。仕事のことは…来年また考えます。
2008年 気になったニュース
R・D・ウィングフィールドのフロスト警部シリーズ4作目「フロスト気質」がようやく発売。長かった。 でも残り2冊(作者が2年前に急逝)しかない、さびしい。
近藤史恵の「猿若町捕物控」2冊目がようやく発売。長かった。こっちはもっと早く出してほしい。
近況
実家から、自分の本が段ボール10数箱送られてきました。
狭い自分のアパートの部屋がさらに狭くなりました。リアルに布団と机とPC以外は本だらけ。

小倉店 有冨

2008年べスト10(といっても、1点のみですが)


第1位:「賭博覇王伝零(ゼロ)」 福本伸行

原作は、「アカギ」「カイジ」などで有名な福本伸行先生。
恥ずかしながら、「零」の連載が始まった当初、また麻雀漫画かな?と思っていました。
で、ある日たまたま読んだマガジンで主人公の零が自分の指をかけて勝負を挑む話があり、 チョイ待ち!!指詰めたら麻雀できなくなるのじゃないの?という疑問が零を深く知るきっかけとなりました。

1巻から読むと、「零」は麻雀勝負とは無縁、むしろ数学などを駆使した謎解き勝負がメインだと判り驚きました。 (後で判ったのですが、カイジも麻雀は賭博堕天録カイジのみでした)

これぞまさに知的格闘と呼べる一冊です。
理数系に強い方は、零になったつもりで難問に挑んでみてください。
零の凄さに驚嘆すること請け合いですよ!!
自己紹介
小倉店、DEEP担当です。DEEP以外にも成年コミックやAVアニメなどを担当しています。いわば、小倉店エロ提督(笑)。 おっぱい星人ですが、おっぱいマイスターとなるべく修業中。無論巨乳好き(大きすぎるのもアレですが)
2008年 気になったニュース
かんなぎ連載休止。
ナギが非処女だったからといって抗議するとは…。ファン侮り難し。
てか、アニメじゃ「好きな人がいる」って言ってたハズなんだけどね…。
近況
タマ姉のおっぱいもとい、立体マウスパッドに感銘を受け、付録等に立体マウスパッドが付くと判れば、すかさずGetしています。
おかげで部屋が積みゲーならぬ、積みおっぱいとなってきて、ちょいと困ったりしてます。

小倉店 廣渡

今年も悶えた一年でした・・・


第1位:「金色のガッシュ!」 雷句誠

魔物と人間の熱い絆のストーリー。
これを読むと仲間を大切にしたいと思わされました。
笑いもあるけど、涙も誘われます。小さいながらも自分の意思をしっかりと持つガッシュ。
最初は捻くれていた清麿もガッシュの強い意思につられ、だんだんと成長していく様がとてもよかったです。 アニメも、映画も飽きることなくすべて制覇した作品。これはもう連載終わっても尚繰り返し読んでいます。

第2位:「鉄のラインバレル」 清水栄一、下口智裕

アニメ放送前に、スタッフに薦められるまま読めばかなりのツボというか、浩一の友人矢島が凄くいい奴で捻くれていた浩一の背中を押すところがよかったです。 彼の死をはじめは戦いの理由にしていたが、だんだんと成長していく浩一がカッコイイです。
また森次ははじめは「なんだこいつ!」と思いましたが、話が進むにつれ彼のいいところが見えてきて、今ではもう夢中です!大好きです森次さん! そして、この作品を薦めてくれたスタッフに感謝。
ただ悲しい事に九州地方はアニメがみれないってとこですね。・・・・スタッフが豪華!声優が豪華!あぁ観たいです!

第3位:「東京クレイジーパラダイス」 仲村佳樹

少女漫画なんですけど、少年漫画っぽい、少女漫画!これは、連載終わっても尚ふと読みたくなる話です。 現在連載中のスキップ・ビートももっちろん面白いのですが、これもすごく面白い!
ヤクザ系が好きな方にはオススメですね!
担当はこの最初はいがみ合う二人がだんだんと心を開き信用していく過程やらなんやら・・・ 最高です。ただ言葉も無く初めは一気に読んでしまう漫画だと思います。仲村佳樹先生の話はほぼ全てオススメになります。
BLが好きだぁぁな方には「BLUE WARS」もオススメですよ☆でも最終的には・・・あぁ、ネタバレになっちゃう!ただ花が大好きな男の子のピュアな恋のお話です☆ 是非機会があれば読んで見てください!!

第4位:「おおきく振りかぶって」 ひぐちアサ

小倉のおお振りリーダーがコレが4位ってのが不思議だ!と言われそうですが・・・今年一番心打たれた漫画ですのであえて4位。 相変らずビクビクしていた三橋が阿部の負傷(あっ、これコミックス派の人には禁句ですか??)をきっかけに少し成長する姿がいいです。
ただの野球漫画じゃない!バッテリーの成長も上手い具合に描いているひぐち先生に脱帽!
毎月ページ数がハンパなく多く描かれているのにも只でさえ尊敬するのに、かなり丁寧に描かれてますので野球好きさんやまだ野球を深く知らない方には オススメです!担当は毎回、1巻の「おれも好きだよ」を繰り返し読んでたり します!あと桐青試合終了後とか。 皆可愛いんですもの!

第5位:「キスよりも早く」 田中メカ

田中メカ先生の話はとりあえず片っ端から読んでいたのですが、今回のこのキスよりも早くは担当の好きな先生×生徒ネタ!
なにもかもすっ飛ばしてとりあえず結婚。田中先生の描かれる男性は毎度かっこいいです! なんたって今回はメガネで地味な英語教師。でも実は「地獄のまーくん」の異名をもつ元ヤン。 待ってました!そんな設定!田中先生なら期待を裏切らないと思ってましたとも!だんだんこの二人の関係が気になります。 あぁ、単行本が待ていないので必ず花とゆめを購入しちゃので家が雑誌の山で狭くなっていく一方です。ふふふふ。でも幸せ(笑)
自己紹介
小倉店、女性同人誌と少女を担当している宮崎です。
身長163センチ、体重は腐れた乙女に聞かないで(ハートマーク)。
視力は殺人的に悪く、性格は天然たらしというか天然と言われてますが!天然ではないです。

通称M氏。(勝手にM氏と言ってますが)MなのはイニシャルがダブルMとかだからもあるのですが、 ドMという意味でもありますよ!周りはSだSだって言いますが、担当はMだと強く言います!

そんなM氏の最近のはまったものは乙女ゲームと今更ながらミュージカルテニスの王子様。あとはお菓子作りです。
好きなものは、エロイ本に甘いお菓子に乳。
たまに、DEEPリーダーよりDEEPな話をするとひかれることが多々。シモネタなんて担当の中ではただの挨拶ですよ!挨拶。
2008年 気になったニュース
宮野真守結婚。
最近ガンダム00の影響で宮野に心を奪われていた時にいきなりの結婚!!!
アレルヤがマリーと、うふふ・・・な展開に合わせて な感じでニュースになったので衝撃的でした。えぇ。

あとは、杉田智和ツンデレかるたCDですかね!あれはもう、欲しいです。
どんなツンデレな感じか今からドキドキです!!
近況
・・・報告ですよね。入社して5キロ痩せました〜!いえぇええい!とかじゃダメですか?

小倉店 宮崎

第1位:「文庫版/ゴルゴ13」 さいとうたかを


多分来年も1位。全巻継続購入中。
リイド版に追いつきつつあるのが、ちょっと気になります。

第2位:「やんわり社会派宣言」 風間やんわり

「やっと出たか!」というのが正直な感想(ページ考えれば仕方ないですが)。
でも待っただけあって、内容も充実。
「FRIDAY」で「社会派宣言」以前に連載してた「ニートピア」、そして「週刊現代」で連載された「いまじん」が一気に読めるのは、マジでうれしかったですね。 「ニートピア」と「いまじん」でネタがかぶってたりするところに、漫画家の苦労を感じられますが(いやな読者)。

第3位:「RED」 村枝賢一

「UPPERS」連載中は読んでいたんですが、完読したのは今年。
村枝先生の作品では個人的にベストです。
ところで、「ブルー小隊」のメンバーの名前、ソラで全部わかる人いますか?自分はわかります(だからなんだ)。
自己紹介
TOY担当です。くだらないことしか知らない人間ですのでよろしく。
2008年 気になったニュース
個人ごとですが、弟夫婦おめでたというところでしょうか。ちゃんと育ててください。
近況
頭薄くなってます。対策打ってませんが。

小倉店 小野

今年はあんまりPC改造できなかった…


第1位:「ミライザーバン」 松本零士

小倉店で開催したテーマショーケース「松本零士」のPOP作成にあたり、ムックなどの資料本を買いあさり、そこで見つけたのがこの作品です。

松本先生の作品は世界観があまりにも大きくて、全容を理解するのは中々難しいし、知らない人も多いかもしれません。 銀河鉄道もハーロックもエメラルダスも千年女王も大きな流れの中のごく一部のストーリーで、すべてが繋がっており、中でもミライザーバンは「時間」を題材にした作品です。

ある日、両親の実験により「自分の祖先、子孫すべての記憶を引き継ぐ能力を持つ”ミライザーバン”」になってしまった井台半が、 両親と共に研究をしていた「有紀螢」と「時間」そのものの存在について核心に迫っていくストーリーです。

ミライザーバンは死んでも次の子孫に「心」と「記憶」が残っていく。故に姿形が変わったとしても、どんな時代に行っても自分の記憶とココロが存在する。 それらは蓄積していくので自分の過去の祖先の知識や技術なども扱えるようになる。 やがて「ミライザーバンはどこまで存在するのか」つまりはこの世の終わりがいつなのかを模索し始めるようになっていきます。

はじめは羨ましい内容でしたが、読み進んでいくうちに「どこへ行っても存在し続ける自分」とその能力を利用しようとする人たちとのやり取りに嫌気がさして疎ましく思うなど、 超人的な能力を持ちながらも人としての価値観が変わらない半に共感すら覚えます。

そしてこの作品の最後「遠い未来とは一体いつなのか」「時間とは?」の核心に於いてはミラーザーバンの存在を覆す大どんでん返しが待っていました。えぇっそうきたのか!!と言わざるを得ない。 でも納得・・・・。これは面白かったです。
ところでこの作品に出てくる「有紀螢」はキャプテンハーロックや銀河鉄道物語にも同名の女性が出てきます。そこらへんの謎もれを読めばわかるはず・・・・・。

第2位:「CYBORG じいちゃんG」土方茂

あのDEATH NOTEを描いた小畑健のデビュー作。
どこにでもいるような頑固じいさんが実は天才的科学者だったり、自らをサイボーグ化する理由が「農作業」の為だったり、 実はこのおじいちゃん若かりし頃はめちゃくちゃカッコよかったりとギャグ要素が満載です。

とにかく美しい絵なのに、登場するサイボーグハンターも美少年なのに、股間にヤカン装備してたり、おバカだったり・・・・。 でもおじいちゃんのやることは破天荒だけれども、かっこいいんですよ・・・。 特にあの、結婚記念日の話は涙なくしては読めません。
それしてもヤングGちゃんかっこいいのに30秒しかもたないのが悲しすぎます。

第3位:「おしゃべりなアマデウス」 武内昌美

この作者の作品に出てくる主人公というのはいつもひたむきで、純粋で明るくて・・・というタイプの女性が多いです。 でもなんといっても「音楽」と関連付けた部分が私の中ではヒットでした。

主人公の碧川里緒は幼いころ、事故で両親を亡くし両親の親友だった緒方家へ引き取られます。 そこには1つ年上の男の子「羽宗(うそう)」がいて、兄妹同然のように育っていきます。 年頃になるにつれ、両親の「音楽家」特に母親のヴァイオリニストの才覚が現れ始め、音楽と向き合い、苦悩し、それでも音楽を愛した純粋な少女のシンデレラガール的ストーリーです。

最近の音楽を題材にした作品では「のだめカンタービレ」が有名ですが、この作品はもう少し音楽に対して神聖なイメージを持ちます。 まぁぶっちゃけ音楽に対する情熱がハンパない""うーちゃん""が完璧で鉄面皮すぎるんだけど、 その羽宗に「どんなことがあっても守ってやる」と言わしめる里緒のひたむきで純粋でそれでいて強い意志も持ちうるというキャラクター設定なんかがうらやましくもあり好きなんですよ。
でも私の一番のおススメキャラは「トラクター」さんなんです。
自己紹介
小倉店にて事務所業務にあたっております。
入社したての頃は「小動物系だよね」とか言われていた私ですが、なぜか今では修羅の道を往くわが人生悔いなしのアノお方や、 某作品で「最狂の死神」などと称されるアノお方などと例えられることが多いようです。なぜに・・・・?
自分ではツンデレキャラを自負しております。
2008年 気になったニュース
2008年の衝撃的ニュースでは、某新聞社の「海外記事サイト捏造事件」ですね。
近年、ネットは当たり前のように存在し、いたるところから様々な情報が安易に手に入れられる時代になりました。
昔はそれこそ調べ物は図書館や資料館でしか手に入らなかったものです。(いつの時代だ・・) こんな世界になっても未だ「腹きり」や「芸者」「忍者」の存在を信じている海外の方は多い。 きっと情報に偏りがあるからなのです。”ペンは剣よりも強し”という言葉があるとおり、 拡く多くの情報を伝えるべき立場にありながらありえない吹聴を長年にわたって続けてきたこの騒動は、許しがたいことですね。思い出すだけでも腹が立ちます。
近況
年をとるにつれ、人は早寝早起きになるといいますが、むしろ遅寝遅起きになっている今日この頃です。
低血圧と偏頭痛に悩まされる毎日。昔のように夜通しボーリングとか、カラオケとか朝まで相方を潰すまで呑んだくれる・・・なんてことがシンドイ・・・。
でも趣味のPC弄りは朝までやれたりするんですよねー。

小倉店 野津

結婚は人生の墓場だとは決して思いません。


第1位:「鉄拳チンミ Legends」 前川たけし

1983年から連載された鉄拳チンミ。
新鉄拳チンミ、鉄拳チンミ外伝とタイトルが変わり、今現在連載中なのが、鉄拳チンミLegends。 自分の周りはあまり読んでいる人がいない為、共感できる人が少ないのですが、やはりこれが一番!!
分かりやすい設定とチンミの成長していく過程、拳法使うときの躍動感、これがたまりません。

第2位:「彼岸島」 松本光司

キャッチコピーが「吸血鬼サバイバルホラー」!!まず、これで惹かれました。
読むと吸血鬼だけでなく、邪鬼(オニ)と呼ばれる怪物まで出てきてまたその形が気持ち悪いのなんのって。 そんな化け物相手に立ち向かう主人公と仲間たちの活躍が見ていてハラハラ、ワクワクさせられます。

第3位:「闇金ウシジマくん」 真鍋昌平

はっきり言って、読むと凹みます。だってリアルすぎなんですもん。
リアルすぎて人事(ひとごと)じゃないように思えてきます。
またそれが、魅力の一つだと思いますが。
これは、人生の教科書的な感じで読んで、勉強させられています。
自己紹介
TOYを担当しています。
2008年 気になったニュース
偽装問題や株価問題などいろいろありますがそんなの忘れて、北島康介の2大会2種目連覇!!
近況
結婚することができました。

小倉店 有馬

毎日驚くほどに時間が足りなくてビックリした2008年でした。


第1位:「少女漫画家の恋」 紺野けい子

売れない少女漫画家・秋山と、その担当編集者・倉田のオハナシ。(2人とも男)
BLにあるまじき「本番なし」という偉業と、私が個人的に思う受け→倉田の見事な「誘い受け」っぷりに感服です!!続編もあるのにエッチなしって凄すぎる…。

この作品をきっかけに私は紺野氏にハマリ、紺野作品を読み漁りましたぁ!
今年はこの方の漫画ばっかり読んでいた気がします…。

BL作品にしては珍しく攻めも受けも、To shyな所が初々しいです。 …つーか、少女マンガじゃねーんだから、ガッツンガッツンにヤってくれよ!! と思わせてくれる辺りが素敵な作品です。(あ、でもBくらいまではヤってます/笑)

第2位:「ドラえもん のび太と鉄人兵団」 藤子・F・不二雄

泣く子も黙る「国民的オバケマンガ」の大長編シリーズのひとつ。
私はこの大長編シリーズで、2008年12月現在、この作品が最も好きです!!
何と言ってもリルルの存在が…これは読んだ人なら激しく納得して頂けると思いますが、読んだ後でじわじわと胸に突き刺さる感じなのですよね。

異星人でアンドロイドで…という、ファンタジックな設定はこの作品なので当然ですが、 これで一番感動的なシーンはやはりラストの、のび太が呆けてる時にリルルが現れる (のび太の見間違いかもしれないという伏線はありますが)という場面です。

この場面でのみ、笑顔を見せるリルルに、「生まれ変わったら絶対人間になって、のび太と友達になるんだよほほおぉぉ!!」と、泣きました(笑)。
子供さんに読ませるなら、是非この作品をオススメします!

第3位:「僕の初恋について」 高永ひなこ

私が愛してやまない「高永ひなこ」女史の作品です。
高永先生の描くBLは、ファンタジーだったりシリアスだったりコメディだったり切ない系だったりと、 かーなーり幅広く、どうにも掴みどころが無いのですが、いかんせん私は高永作品が 非常にツボに入りやすいんだと思わせてくれた、最初の作品です。コレ。

厳密に言うと、「クロッキー」というコミックに収録されているひとつの作品なのですが、 これは最初に読んだ時に「名作だ!!」と、昔の芸術家のように周囲を飛び回りました。

内容はと言えば、鳥居という秀才と加茂田という運動バカの学生時代のお話でして、 よくあると言えばよくある、「気付かないうちに両想い、だけど打ち明けきれずにすれ違い」な作品です。

しかし高永先生が描く受けは、非常に切なくて大好きです。
という訳で、私は鳥居(トリたん)が大好きです。
…これ、高永先生!続編を切に切に希望します!!鳥居を幸せにしてやって下さい〜!
自己紹介
小倉店・事務所を担当しています。
見た目とは裏腹に、非常に受け体質で困っています。
某S●APのN氏と車をこよなく愛していますが、愛故にこれに対しては毒しか吐きません。
いつの間にかオタクであることがバレていてビックリしましたが、実はそれほどオタクでもありません。 カーナーリ変な人種に分類されますが、皆さん仲良くしてやって下さい。
2008年 気になったニュース
つい最近ですが、HONDA F1撤退!ですねぇ。
特にF1ファンじゃないんですが、車が好きでNSXが好きなので。
あと、株価暴落も微妙に…。2004年が底と思っていたんですが、今年ちょっと塗り替えられました。(いや、私の中だけでですが)
近況
海外ドラマ(アメリカドラマ)にドハマリです!!特に「プリズンブレイク」がヤヴァイ。
マイケル、カッコイイ〜!!最近福岡では3rdシーズンの放送が始まったので、火曜日はどんなに疲れていても観ています。ゴメンナサイ。

小倉店 眞崎

番外編 今年出たTRPG書籍ベスト3


第1位:「ソードワールド2.0ルールブック」 秋田みやび/グループSNE

今年出すと予告して、本当に今年出た。
しかもすべての本が今のところ予定どおり発売。すごい。
田中公侍・秋田みやびら新世代のグループSNEの本気を見ました。

第2位:「鬼御魂」 北沢慶・力造/グループSNE

ちょうどコンプレックスに出張に行っている時に出たので、秋葉原のRoll&Rollステーションで買いました。
デモンパラサイトよりおどろおどろしくて好きです。

第3位:「逆撃の獄は宿命の終局 ゲヘナアナスタシスリプレイ」 友野詳/グループSNE

全4巻のリプレイ最終巻。
「ルナル・サーガ」以来ひさびさに友野節炸裂でした。

小倉店 有冨

※この記事は2009年1月6日に掲載したものです。

お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)

まんだらけ中野店(詳しい店舗地図はこちら)
〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15
TEL:03-3228-0007 / e-mail:nakano@mandarake.co.jp