単行本未収録
戸田尚伸「不死を狩る者」収録の少年ジャンプ 1993年Summer Special

『惑星をつぐ者』の戸田尚伸の読切です。
全1冊とは思えない濃厚なドラマでカルト的人気があります。
『惑星をつぐ者』が1995年。
この1993年に掲載された本作は手塚賞準入選作で戸田尚伸が初めて雑誌に掲載された読切になります。
その内容はというと、


総理大臣が日本を再び戦争の道へと突き進ませようとしているが、その裏には人間とは違う不死の一族の存在が...というはなし。31Pの読切の中できっちり展開していくドラマ。見事でおもしろいです。『惑星をつぐ者』はまぐれでなかったことはこれを読めば分かります。
同じく戸田尚伸が1993年の秋号に発表した作品に「そして野獣は甦る」があります。これも読切の少ないページの中でもドラマがふんだんに盛り込まれていて読み応えありました。単行本化ほとんどされていないので、読切群は雑誌で読んでいくしかありません。1994年秋号など収録されてる号お持ちの方はコンプレックスの竹下までお持ちください。まだ見ぬ作品群たちを読んでみたいです。
コンプレックス 竹下