劇画界のヒットコンビ ふたりの"一夫"が放つ旋律と流麗のベストセラー
「修羅雪姫」2001年発行KADAKAWA B6版 上・下セットを販売します。
夜叉の如く飛び、修羅の如く駆ける 白刃が閃く時、人は女を修羅雪姫と呼ぶ。
修羅雪姫とは、週刊プレイボーイにて連載された小池一夫原作・上村一夫作画による長編漫画である。
激動の明治、母の怨みを背負って雪降る監獄の中で生まれた修羅の子、修羅雪。 母の分身となり怨みを果たすべく殺し屋となり憎き仇を探す雪の復讐物語。
復讐物語と聞くと一見物騒なイメージですが上村一夫の妖艶なタッチで描かれていく復讐劇はまさに美!です。 桜、雪の舞う情景描写 日本に生まれて良かったとさえ思えるような様式美がつまっています。
美しく描かれた迫力のある作画・ストーリーも必見です!!
2頁に及ぶ必殺シーンはどれもとても見ごたえバツグン!!!! 筆者が一番印象に残っている必殺シーンはこちら。
これは「鹿鳴館殺人八景」でのワンシーン 静かに忍び寄る雪に気を許した瞬間に殺されてしまった大佐。
痛そうだ・・・。
是非、数々の迫力シーンを紙媒体で!ご覧いただきたいです!
今までご紹介したお話とは違い、心にぐっときた印象深いお話をご紹介します。
『長旅屋詐欺先生 』
怨敵探しに難航してい雪は有名作家・宮原外骨に新聞小説を書いてもらい残りの怨敵を見つける作戦にでた。しかし宮原外骨は気まぐれ作家として有名でそう容易く小説を書いてもらうことはできなかった。だが雪の壮絶な人生を知った宮原外骨は感銘を受け、引き受けることに。
原稿に向かう外骨先生の真剣な姿勢を見て胸が熱くなりましたし、最後のワンシーンで小説を読んだ雪が涙するシーンは目頭が熱くなりました。
物語の終盤で宿敵を追いかける雪に対して宮原外骨が娘のように想っていると話す場面もとても大好きです。
修羅雪姫は復讐の物語で決して明るいお話ではありませんが雪の出会った人情溢れる人々がまたこの作品の魅力だと思います。
着物を着ながら可憐に復讐と殺し屋としての任務を全うしていく彼女の美しさの中にギラリと光る圧倒的強さにあなたも虜になるはず!
今回ご紹介しましたKADAKAWA B6版 修羅雪姫は上下巻に分けてカラーページが4ページづつ付いております!
白黒では表現できない鮮やかな着物に白い肌を包んだ雪の姿に惚れ惚れすること間違いなし!
ほか修羅雪姫続編の復活之章含む珠玉作品集、完全版シリーズなどの14点(全て帯付状態良好)を今夜21時より通販にて販売いたします。
こちらからどうぞ!
(担当:丹羽)
中野店 田路