メリー・クリスマス。
海馬の日なので、ジャンルも様々なものを出します。
これはおすすめ。何の本かわかりますか?
古書に精通している人でも、分かった人はいないでしょう。
なぜなら個人で制作した本だから。
アマチュアの本か、なあんだ、とこの時点でがっかりされる方も多いかもしれませんが、ちょっと待ってください。
凝ってるんですね、造りが。
たとえば上記の本は、島崎藤村の四季(大正2年12月)、ゆく春(大正3年5月)の合本。
テキスト、挿絵がすべて手書きなのです。
扉
なかなかすごいでしょう?
夢二風なイラストあり、カートゥーンや似顔絵など。
ひとりでこれを作ったと思うと時代を超えてこの製作者に敬意をおぼえませんか。
他の本、店頭で中をじっくりご覧ください。
これは、大正の文芸雑誌の合本。
目次は手書き。
ただの合本でないところに制作した方の並々ならぬ熱意と創意工夫を感じます。
画像以外もあります。
興味ある方はなんやへお越しください。
中野店 久保田