四谷シモンは作品集がいっぱい出ているけれどどれを集めればいいの？
そんなあなたに向けて私の勝手なおすすめを発表させていただきます。
「人形愛展図録」（2000年）
http://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1064465154&ref=list
5か所を巡回した大回顧展の図録。
人形はもちろん役者としての記録もたっぷり。
掲載雑誌やポスターも網羅した充実の1冊。
本人の年表を読むだけでも楽しい。
シモンに興味が湧いたらまずはこれ。
ただ、この本の唯一の弱点が発行年が古いこと。
シモンは手癖に陥ったりしない。
常に開拓し続けているので最新作が一番素敵！
だから最近のシモンを見ないなんてもったいなさ過ぎます。
そこでこの今回入荷した「SIMON DOLL」（2014年）です。
私は2011年以降の少女人形が大好きなんですよ！
制作途中の人形って完成品より魅力的だったりしませんか？
未完成には無限の可能性があるからよりよく見えるというのもあると思います。
でも肌の肌理を整えると大人しくなってしまってちょっと物足りなかったりしませんか？
こちらはやすりの跡も残ったまま荒々しくて力強くて本当に好き！
今までの代表作も載っていますのでいきなりこの本でも大丈夫です。
インタビューもたっぷり。
エコール・ド・シモンの教室展のポストカード画像も第1回から載っています！ これはうれしい！！
役者シモンは取り上げられていませんが、そこまで入れてしまうと辞書みたいになっちゃいますからね。 そこは人形愛展図録の方で堪能してください。
どんな感じかと伝わってきたかも...と思ったら次はこちらを。
「病院ギャラリー」（2003年）
http://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1044243966&ref=list
愛媛の廃病院に展示されたシモンドールたち。
展示されている人形たちは作品集に必ず登場するお馴染みの顔ぶれなのですが、場所の力って大きいですね。
表情が違って見えます。
全員ここが安住の地とばかりに溶け込んでます。
制作途中を見るのが好きな方にはこちら！
「Narcissisme」（2000年）
http://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1066717586&ref=list
シモンドールを知っている方向け。
いきなりこれだけ見たらそんなに面白くないかも。
でも知っていたらすごくすごく楽しいです！
物質から魂が立ち上がっていく様が見られます。
造り途中の状態って完成したらなくなるじゃないですか。
この人形の完成品はあるけれど、この状態はもうこの世に無いんですよ！ なんだか不思議。
お勧めでない本なんて無いし、全部集めてしまえ！というのが本当の結論ですが、 まずは数冊という方は上記から始めてみてはいかがでしょうか？
「SIMON DOLL」だけ明日から販売。（電話通販・お取り置き・WEB通販は13時から）
中野店 麻生
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