バービーの日本だけの友達チューリーちゃん入荷しました！
初期のバービーは日本で製造していたので結構融通が利いたのか日本オリジナルの仕様が見られました。
しかしそれは初期、60年代までのこと。
チューリーちゃんが誕生したのは73年頃。
日本でのバービーの特権はもうない時期です。
でもチューリーちゃんは日本だけの限定品。
なぜそんな特別扱いが？
60～70年代は日本で様々なファッションドールが一気に花開いた時期です。
バービーよりももっと日本の流行を敏感に反映させた人形たちが次々と生まれバービーの人気は低迷。
そこでテコ入れとして投入されたのがチューリーちゃんたちでした。
そう、チューリーちゃん「たち」です。
テコ入れドールはチューリーちゃんだけではありませんでした。
同じ顔型で「エリ」と「チョウチョちゃん」という三つのキャラクターが生み出されました。
エリは人間でチューリーちゃんとチョウチョちゃんは妖精です。
名前から察せると思いますがチューリップと蝶の精です。
ちょっと世界観が違うのと同様に顔も少し違います。
エリはきりっとした太目の眉にどんぐりみたいな茶色い目、そして最大の特徴は植毛睫毛でした。手が込んでます。
妖精たちは細くて下がり気味の優しい眉毛にペイント睫毛。
出回っていた数は圧倒的にチューリー・チョウチョ＞＞＞エリでした。
なので「70年代のバービーの日本だけの友達」というと多くの人はエリを期待するのですが...
ちょっとバービーシリーズを思い起こしてください！
衣装も設定も現実準拠で突飛なキャラは出してこなかったマテルが日本のメルヘン好きに合わせて妖精ドールを出してきたんです！
これはすごいことですよ！
バービー史の中で特異な立ち位置のチューリーちゃん・チョウチョちゃんを「エリじゃないのか...」なんて扱いをしたら駄目ですよ！
そしてテコ入れはどうなったかというと成功せず日本とバービーは次第に疎遠になっていき80年代に入ってからは和製バービーが始まるのですがそれはこちらで。
https://mandarake.co.jp/dir/nkn/plastic/2020/08/10/post-165.html
バービーの日本だけの友達、チューリーちゃん販売中です！
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?lang=ja&itemCode=1145710071
中野店 麻生
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