little miss no name(リトルミスノーネーム)を毎日オークションに出品しました！
リトルミスノーネームは1965年にアメリカのおもちゃ会社｢ハズブロ｣から発売されたドールです。
60年代のアメリカはバービーがとにかく人気だった時代！
バービーを発売しているマテルとハズブロは両方とも大手の米玩具会社でライバル関係です。
あえてバービーと真逆を行くドールを生み出したのは、この2社のバチバチした事情があるのでは...！と思いませんか？
寂しげな表情と大きな瞳のこの顔立ちは、画家のマーガレット・D・H・キーンが描く女の子をモデルにドール化したのでは？とファンの間で囁かれています。
ちなみにマーガレット・D・H・キーンの絵がモデルと言われるドールは他にもスージーサッドアイズが居ます。
それだけ魅力的な絵柄なんです...！彼女の絵は｢ビッグ・アイズ｣という通称で60年代のアメリカで大ブームを起こしました。
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リトルミスノーネームのコンセプトをざっくり言うと｢かわいそうな女の子を助けてあげて！｣みたいな感じです。
そのため悲しそうな顔には涙を浮かべ、デフォルト衣装がボロボロの洋服です。
広告やドールのパッケージはとにかく｢何も持っていない、かわいそうな子を愛して！｣と強調し、とても独特なアプローチを行っていました。
広告は子供が大好きなココアの缶にまで行われていました。 (缶製なので現在でも残っており、たまにオークションとかで見る事が出来ます)
ココア缶の裏側にはなんと住所が記入出来る欄があり、 ｢3.99ドル(当時の定価)を同封してくれたら、ドールをご住所まで送ります！｣ という熱心なプロモーションが行われていました。
ココア缶の広告の一文は以下の通り↓
She has no fancy clothes
but with a tear She'll let you know.
She needs your love for her to grow.
ちなみにリトルミスノーネームを紹介する文章ですが、箱や広告を比べると細部に差があります。
箱はこんな感じ↓
I need someone to love me
I want to learn to play
please take me home with you
and brush my tear away
箱に書いてある通り、涙を拭いてかわいがってあげよう！みたいなノリが推奨されているのでこの涙パーツ、とにかく無くなりやすいです。
今回来たリトルミスノーネームの涙はぴったりハマらないので、もしかしたらレプリカの涙かもしれません。
海外のファンの間では涙なしの子のために、レプリカの涙を用意してあげる事は珍しくありません...。
かわいそうでかわいいリトルミスノーネーム、ぜひお迎えしてお世話してあげてください！
入札はこちら！
→https://ekizo.mandarake.co.jp/auction/item/itemInfoJa.html?index=668050
中野店 田近
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