Dollikin Doll(ドリキン?ドルキン?正しい発音知っている方がいたら教えて...!)が来てくれたので紹介します!
私この方好きなんですよ!海外オークション使ってお迎えした程...。
日本ではなかなか遭遇しない方です。
Dollikinを探している方に届いて欲しい&みんなに知って欲しいので大々的に紹介します!
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Dollikin Dollを生産した会社はUneedaという、1917年創立のアメリカのドール会社。
長い歴史を持つため様々なドールが存在します。
ドール好きにはTiny TeensyaやLittle sophisticates(リトルソフィスティケイト)などのシリーズが有名でしょうか?
キワモノ好きの人形好きにとっては
・30cmくらいのベッツィーマッコール(顔がすごいのよ...)
・クオリティの高いバービーのクローンドールのウェンディ
・どう見てもタカラのミスロングヘア!のジェニファードールなどの、オモシロなドール達がお馴染みかもしれません。
要するにUneedaは確かなクオリティで個性豊かなドールをたくさん作っていた会社です。
そんなUneedaのヒット作!個人的には傑作だと思うのがDollikin Doll。
Dollikin Dollは1958年から1980年代まで作られたと言われています。
創業1917年の会社の歴史が感じられる販売期間の長さですね!
ですが同じドールが延々と作られた訳ではなく、マイナーチェンジを繰り返して生産が続けられました。
初期や60年代のDollikin Dollはふっくらした頬をしていました。(マダムアレクサンダーとかに似ているかも?子供らしさを強調した顔です)
また20インチ程(約50cm)とかなり大型ドールでした。
16個の間接により生きているようなポーズが可能!というのがセールスポイント&キャッチコピーでした。
その可動するボディを作るためにサイズが必然的に大きくなってしまったのかもしれません。
そんなDollikinが1969年に大幅なモデルチェンジ!
それが今回入荷した子です。
まずは14箇所の可動を持ちつつ、サイズが11.5インチ(約30cm)に超縮小!
お顔も子供らしい素朴な顔から、ツンとしたすまし顔の美人な女性に大変身しました。
(明らかに髪型や体型がツイストバービーを意識したお姿...!)
でも影響を受けてはいますがモロパクリではなく、Uneeda流のモッズが似合うドールのアンサー!唯一無二な雰囲気&お顔がとっても素敵です!
30cm版は70年代にかけて生産。
80年代に6.5インチ(16.5センチ)に縮んだLittle Miss Dollikinが作られるほどのロングセラーに。
Dollikin Dollで検索すると70~80年代版が真っ先に出るほど、Dollikinシリーズを代表する姿です。
バージョン違いもいくつかあります。
あまりに長い期間販売&昔すぎ&資料が少なすぎて調べきれてないので、ぜーーーったい例外もあると思います!!参考程度でのアレです!
・Action DonnaやAction Dollikin というパッケージで売られてた子はサイドテールの巻髪。
・Fashion Dollikinというパッケージの子はツイストバービーのようなサイドの髪がトップで結ばれたストレートヘア。
・パリトーイという会社でAction Girlという名前で売られたDollikinは、Little Miss Dollikinの顔に似ている睫毛がないアイペイントに。
(個人的に睫毛なし版のDollikinがクールフェイスのカッコイイ美人ですっごい好きです!)
あくまで傾向ですが、そういう風に分類できそうです。
今回来た子はFashion Dollikinかな~?
ちなみにオレンジ系の髪の子が一番よく見かけます。
でもよ~く見るとオレンジ色でもミックスヘアや単色だったりとバリエーション豊富なので、お気に入りの子を探すのも楽しいですよ。
ボディについて!
バービーよりも手足が太めです。
手足は経年劣化で割れそう&ボディを繋ぐゴムが劣化で切れそうという儚さ満載なボディ...。
これはDollikinならではの特徴なのでしょうがない現象です...。
でもDollikinがこだわり続けた可動ボディのまま、ファッションドールとしてメジャーな1/6サイズになった!というバックグラウンドにぐっときませんか?!
たとえ丈夫じゃないボディだとしても、唯一無二な雰囲気が素敵なのでぜひお迎えして欲しい!
そっ...と愛でてあげてくださいね!
店頭では既に販売中、通販は本日4月27日20時より掲載開始です!
中野店 田近