W3には、マガジン版とサンデー版が存在します。 インターネットで「W3事件」で検索すると、なぜマガジン連載が6話で終わり、その後サンデーに移籍したかの詳細がつかめます。手塚治虫関連の事件の中でも大きい事件で、漫画業界にも大きな影響をもたらしました。
マガジン版自体はコンビニ本や文庫サイズなどで復刻はしているものの、当時の息遣いを感じるにはマガジン本誌で読まなくてはなりません。 今回のセットは「マガジン版 手塚治虫「W3」全話+お詫び号+サンデー版「W3」新連載号」と記しましたが、お詫び号というのはマガジンの連載が終了した次の号、仰々しく「お詫び号」なんて書きましたが、実際は「お詫び」と言っても『W3はつごうで、先週の第十八号でおわりました。ごめわくをおかけしたことを、おわびいたします。(編集部)』と目次に一文があるだけで、当時読んでいた子供にはいつのまにか無くなっていて気付いたらサンデーでやってた、という感覚の子が多かったと思います。あらためてお詫び号を読んでみると、目次以外の欄外に2ヵ所同じ文言を見つけました。同時に「宇宙少年ソラン」の新連載予告が欄外で10ヵ所以上あり、しょうがないとは思うものの、もう少し何かやりようは無かったのかと思いました。当時のバタバタ感や温度差を感じます。急きょ無くなった「W3」の代わりには、読み切りでおばたしゅんじ「金星0計画」が収録されております。
もちろん、このあたりのマガジンは慢性的に入荷が少なく、このセットをつくるのは、まんだらけで初となります。 そして入荷が少なくしかも人気が高い理由は別にもあります。「W3事件」でほかの作品がかすんでしまいがちですが、今回のセットの中には新連載がたくさんありまして、石森章太郎「となりのたまげ太くん」、藤子不二雄「わかとの」、ちばてつや「ハリスの旋風」、森田拳次「丸出だめ夫」、白土三平「ワタリ」新連載などそうそうたる顔ぶれで、「ワタリ」にいたってはカット入りの予告号もあります。
各号多少のダメージと個人差はありますが、出現率を考えたらコレクションレベルだと思います。 当時マガジン派だった方も、サンデー派だった方も、両方買っていた裕福な方も是非この機会にオークションにチャレンジしてみて下さい。
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小山雄
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