2月9日はまんがの日！！毎日オークション情報です！
今回ご紹介するのは、、、
週刊少年チャンピオン ミクロイドS新連載号 1973年14号
タイトルの『ミクロイドS』、連載当初は手塚治虫が提案した『ミクロイド』にアニメ製作会社東映動画が『Z』を付け『ミクロイドZ』でした。
チャンピオンでの連載が始まり、その後アニメ版のスポンサーがセイコーに決まった際、
『Z』はライバル企業のシチズン時計株式会社（CITIZEN）を連想させることから、1973年19号よりミクロイドＳ(セイコーの「S」)に改題されています。
物語は謎の生命体「ギドロン」の陰謀により、細胞を縮める不思議なゼリーを食べさせられた人間の子孫「ミクロイド」が、人類滅亡の危機を祖先である人間たちに知らせ、、、 大量の虫や、「ギドロン」の作ったサイボーグ昆虫によって殺人が繰り返されます。
パッと見のヒーローものっぽい見た目とは裏腹、単行本カバー袖のコメントにもありますが、
「この物語はハッピーエンドではありません。」「公害企業や開発で、自然のバランスがくずれたとき、昆虫だって人間をおそってくるかもしれないのです。」（中省略）
環境問題を訴える作品なんですね。
ところで本作にもたくさん登場しますが手塚治虫氏は、自身のペンネームに「虫」という字を入れるほど、
少年時代からこよなく昆虫を愛していたというエピソードはあまりにも有名です。
6月4日は、「6=む 4=し」で「虫の日」。「虫の日」は、故・手塚治虫氏の呼びかけで設立された日本昆虫クラブによって
1988(昭和63)年、「昆虫が棲める街づくり」をテーマにした記念日として設立されました。
サーラ 三谷澤
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