ひとみ座 あくまのおくりもの 朝日ソノラマえほん

我、ここに再誕せり。というわけで無事に戻ってまいりました。バイクで事故って入院してました。ご心配おかけしました！生まれて初めて気絶とか救急車とか体験した割には骨折もなく、ただ顔がズル剥け・膝ボコ腫れになっただけで終わったんですけど、 MRIに入る際ピアスを全て外さねばならず、看護士さんに「耳と顔以外にも開いてますか？！」と問われ、朦朧とした意識の中「あ…こ…ここも…」とか言ってあらぬ部分（下ネタ）を指し、看護士さんにドン引きされ、更に朦朧とし、頭を打ったショックでブルブル震える体で「あ、あのゴム手袋下さい…」（素手で外せない）とかいらん注文はしっかりとし、「全部外してくださいね。」と冷たく言い放たれ…一通りの余計な屈辱は味わったわけです。ここの更新はズルムケ兄貴（店長）とMさんがやってくれていたしバイクも無事でしたが、おそらく免停。そんなお前はもうロバにでも乗っていれば良いのだ…！と誰かに責められている気がして…こちらのご紹介ですよ。（長い前置き）

あくまのおくりもの/ひとみ座　須田倫太郎作　片岡昌美術朝日ソノラマえほん11 1968年発行状態：ソノシート付（未開封）/並、表紙まわり小ヤケ、本体反り 6,825円「ひょっこりひょうたん島」が有名なひとみ座が送る１冊です。もちろん人形劇化もされています。舞台はメキシコ、悪魔からもらった「なんでも吸い込む恐ろしい籠」で捲き起こる騒動を描いているんですが、メキシコらしく絵がダイナミック。醤油のあっさり味に慣れ親しんだ私達は、画面いっぱいに広がる力強いタッチでおなかいっぱいになってしまうことでしょう。メインはイラストで文章は極力少なめ、ソノシートをあわせて読むことによって恐らく完全となります。で、ソノシートですが、金のピーコちゃんシールも眩しく、なんと未開封未使用ですよ！

…上の説明だと「おもしろいの？コレ…」という疑問がわくかもしれませんが、表現とか説明の少なさが返って大胆かつ前衛的で、私個人としては大変好きです。ラストとか、爆発して終わります。まさに芸術は爆発。ソノシートは未開封ですし、絵本自体の状態もなかなか！なので、この機会に是非！！ちなみに入院は一日限りで、自宅療養中はひたすら聖マッスルとか読んで精力回復に勤しんでました。再誕したての今この瞬間は、みんなに「大丈夫？」「大丈夫？」と持て囃され、束の間のハイパーモテモテタイムを満喫しています。ズルムケ黒光り兄貴（店長）なんてわざわざお見舞いまで来てくれて…一日で退院したというのに。明日には元に戻るってわかっているけど、でも、うれしい…！！私、一人じゃない…そう胸いっぱいに噛み締めたいわきであった…（第一部・完）担当　いわき（当分ズルムケ）

札幌店いわき