くっとろい奴 青雲の巻/劇画・ビッグ錠 原作・牛次郎
日本文芸社 漫画ゴラク・コミックス40
昭和48年11月10日発行
愚鈍で何をやってもとろくさい…そんな人のことを「くっとろい奴」と言うそうです。
見てくださいこの表紙。いかにもくっとろそうな彼がふんぞり返ってますね。キレーなナオンに囲まれて…正直憎たらしい彼が主人公・一平太です。
一平太はキャバレー・処女の泉に勤めるしがないボーイ。見た目や振る舞いはタイトルどおり一見くっとろいんですが、腹の中では常に鋭く考え、それが表に出ないようにうまいこと実行し、まわりの信頼を着実に得てゆく侮れない男です。
社会的信頼も掴み、ナオンのハートもガッチリ掴み…のし上がっていくわけですね。
この頃の劇画ってブサイクで愚鈍そうな主人公がじつはやり手、っていうサクセスストーリーが多いですが、時代的なもんなんでしょうか。もちろん彼らはサクセスするまでに色々と手をつくして掴むべき栄光を掴んでるわけで、感情移入しやすく好感が持てます。
しかし同じストーリーで主人公が美形だと「ハンサムは何やってもうまくいくに決まってんだろ」という気持ちになるから人間って不思議ですね!え?ならない?これだからハンサムは…
というわけで一平太みたいな主人公、好きです。まあブサイク云々は置いといて、一平太の処世術には見習うべき部分がたくさんあります。要はスネ夫的な生き方っすわウヘッヘへへ…(下種な笑い)
しかし、一平太も冒頭で行っている水商売の客引きって本当に大変そうですよねえ…
こないだススキノを歩いてたら、目の前のおじさんに客引きがしつこく声をかけてまして。
無視され続けた客引きがやおらヤケクソ気味に放った一言で場の空気が変わりました。
「どうですか~脱ぎっぱなし。脱ぎっぱなしのキャバクラ!」
最初は無視していたおじさんがその一言で目の色を変えグルリと振り向き、「なにィ!!ナニっぱなしィ??!!」と喰い付き絶叫。ものすごい男らしかったです。
担当 いわき
札幌店 いわき
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