謎と恐怖の大図鑑 カラーショックブックス

謎と恐怖の大図鑑　カラーショックブックス風早恵介/ひばり書房児童書の何が好きで読むかって、半分内容半分イラストなんですが、今回も例に漏れずイラストやばいです。表紙がもうかっこよすぎますね。でっかい手につかまる人たち。児童書のイラストはデザイン的に優れているものが本当に多いので、こういうのをつかってTシャツとか作ってくれたらいいのに…といつも思います。 …自分で作ればよいんですかね。こういうところからビジネスが生まれるのかも知れませんね！（ひらめき）「謎」と「恐怖」、それぞれだけでも１冊本を作れそうなおいしい話題を１冊に纏めてしまいました。さすがひばり書房は太っ腹です。前半は恐怖メイン、後半になると謎メインで展開されています。「地球が熱くなるとき」温暖化による水害で滅亡する地球→「地球がひえるとき」氷河期が訪れ滅亡する地球→「魔女狩り」無実の女性がでっちあげにより惨殺ここまでの流れで、読者の子どもはすっかり疑心暗鬼です。きょろきょろと怯えた素振りを見せ始めます。さらにそこで、超能力や空飛ぶ円盤、オーパーツなどの「謎」キーワードを連発し、疑心暗鬼になった子どもの心にさらに不安要素を植えつけます。そして最後に「時間はまだある」という項目。超能力を身につけたり環境に合わせた進化を遂げることで、もしかしたら生き延びられるかもしれないね…というほんのわずかの希望を持たせてくれます。さらに、文字だけでは飽きてしまう子どもの為のマンガもバッチリ入ってます。マンガを描いているのはなななんと、ホラーの巨匠五島慎太郎先生ではないですか！！これは洗脳されるでしょう。ひばりは飴とムチがうまいですね。この本を読んでいて一番衝撃だったのは、「呪いの秘法」という項目の中の、「呪術師であることを証明するために舌に穴をあけることもある」（挿絵つき）の一文です。私は舌にピアスがあいているのですが、本人も知らぬ間に苦行を済ませていた様です。ひばりは学べる部分がたくさんありますね。まあ何が言いたいのかというと、ひばりは最高ということです。洗脳？なんのことですか？あなたも読みませんかこの本。すばらしいんですよ…（ウットリ）状態　箱少イタミ、本体コーティング浮き担当　いわき

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