メリー=ポピンズ 少年少女講談社文庫

練習すれば空を飛べる、と信じていた時期がありました。

メリー=ポピンズ　ディズニー映画「メリー=ポピンズ」より少年少女講談社文庫昭和53年11月15日　第１刷発行状態：カバー・本体まわりイタミ、カバー背少背ヤケ 2,100円アニメと実写を組み合わせた、当時としては大変新しい手法の映画だったんだよ！！！と、ディズニー大好きな店長が消防査察もそっちのけで興奮しつつ教えてくれました。そんなディズニー版の映画キャプ画や、それとはまた違った挿絵＆まんが、合間合間に「ミニ辞典」と銘打ったマメ知識のコーナーもはさんで「メリー=ポピンズ」を読めるという、まるで型にとらわれない自由な彼女そのもののようなキラキラした１冊です。キャプ画が多めなんですが、冒頭はまんがから始まり、挿絵もちょこちょこと登場。そしてそれを描いているのはまさかのわたなべまさこ先生。おどろおどろポピンズになるんじゃ…？！と思いきや、キャプ画に負けないくらいのかわいさ＆キッチュさ。メリーポピンズ自体もたのしいお話ですが、そのお話をさらにたのしくしてくれそうなステキなつくりの本ですよ。私は映画はまだ観ていないんですが、子どものころに原作は読み、彼女みたいに傘で空を飛ぶ練習を続けたことがあります。助走を付けてみたり、飛び降りる高さにこだわってみたり、傘がもっと大きければあるいは…？！と試行錯誤しましたが結局飛べず。傘がダメなら！とホウキでも練習を続けましたがもちろん飛べず（ホウキを跨いだまま助走をするのってすんごい難しいんですよ知ってます？）。子どもと言えども小学４～５年生と結構育ってからだった覚えがあります。しかし全力で、本気で飛べると思ってました。イワキさんとこの子はちょっとアレでヒソヒソ…みたいに言われていた、茫漠とした子ども時代。正直親には苦労をかけたと思っています。でも特に反省はしていません。担当　がんばればまだきっと飛べる　いわき

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