変態教室 紺野泰介

変態教室/紺野泰介サン出版　ジョイコミックス昭和57年１月３日発行状態：並/カバー少イタミ 4,725円「世の中にこんな変態がいるだろうか？いやまて、キミもその変態の一人なのだ！」震えますね。武者震いです。久々の上玉（いろんな意味で）との遭遇で、オラすっげえワクワクしてきたぞ！内容的にはニオイフェチ、一人遊び、近親相姦、異物混入、露出などなどなど一通り揃っています。タイトルに恥じないミッチリ変態盛りな１冊です。近頃は「変態」というキーワードに酔っているだけの「自称変態」のなんと多いことか…そういう人ほど本物の変態さんを見るとドン引きすることを私は知っています。にわかはこれ読んで出直せってんだ。すいません興奮しました。ただいろんなシチュエ～ションが盛りだくさんでこいつはいいエロ劇画だぜ！と思いきや、絵がこわい。恐すぎて少しもエロい気分になれません。力強いライン、描き込まれすぎた陰影、大胆すぎるアングルの数々、キツネつきのような女の顔…全力でエロくないです。でも、パッションは痛いほど感じます。この手でエロというエロをカキ…もとい描ききってやるぜえ～！！的な力強い情熱を感じます。かなり意見分かれると思いますが、私はこの絵ものすごく好きです。こういう、我が道をゆく！描きたいように描く！みたいな感じ、見習いたい。あとはセリフがめちゃくちゃ多いんですが大変たんたんとしており、読み続けるとえもいわれぬ気分になってきます。しぬほど面白いセリフが膨大にあるんですけど、ピンポイントどエロど真ん中の単語連発なので残念ながらご紹介できません。悔しい！！なんというニューウェーブ…！！そしてなんという猛るリビドー！！これほどアツイまんがを読むのは久しぶりで大興奮です。先日、以前このコーナーで紹介した椋陽児の縄シリーズが売れていったんですが（ありがとうございます！）当店の某女性スタッフが「娘を嫁に出すような気分ですよ…」と瞳をヌラヌラ…もといウルウルさせておりました。彼女の娘が縄シリーズなら、私の愚息はこの「変態教室」です。泣く泣く婿に出します。ので札幌店ぜひ遊びに来て下さいね。担当　いわき

札幌店いわき