珍しくエロ、バカ本以外のご紹介です。
ネタ的にではなく、ちゃんと面白かったです。梶原一騎大先生ですもんね。当然ですよね。
普段読むもののジャンル的にどうしてもバカを期待してしまうんですが、ものの見事に裏切られました。
無益な殺生はせず、その雄大な立ち振る舞いから、村人や他の動物達から神として崇められている
大虎「王大（ワンダイ）」のお話です。
その王大を討ち取ってやろうと、卑怯な手を使って近づく人間。
動物の王座を狙い、これまた卑怯な手を使って王大の命を狙う虎。
少年漫画の普遍的なテーマでもある、「父と子の絆」「動物と子どものふれあい」「漢とはなんぞや」そんな感じのものがぎゅっとつまってます。最終的に、あー王大（親子ともに）めっちゃかっこいいわ…これぞ漢ってもんだよね…と妙にしみじみした気持ちになりました。
向かってくる敵からは決して逃げずに立ち向かう。最近の男児にはこういうハードコアさが足りない気がします。
どうでもいい余談ですが、以前の仕事の関係で嫌というほど虎ばかり描いていた時期があったので
今でも何も見なくてもある程度の虎が描けます。
ほんとどうでもいいですね。すいません。
状態/初版 小しみ、並～並上
担当 いわき
札幌店 いわき
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