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ラブリン・モンロー/ジョージ秋山
講談社 ヤンマガKCスペシャル
表紙とタイトルはかわいらしいですねえ。ブタさんとオオカミさんがどうなっちゃうのかな～？なんて気持ちで読むと壮絶なトラウマになります。私も実際に読むまでほのぼの動物まんがだと思ってました。すいませんでした…
擬人化された動物の世界で、オオカミの築き上げた軍事国家におびえながら暮らすほかの動物たち。若く美しいメスブタのラブリンは生き残れるのか？！
冒頭だけ説明するとこんな感じなんですが、オオカミたちの他動物に対する暴力の描写が凄まじいです。
殴る蹴るは当たり前、抵抗すら出来ない動物をいたぶり食料にし、カワイ子ちゃんであれば慰みものにすらしてしまいます…このかわいい絵でですよ。デフォルメされたかわいいブーちゃんやオオカミさんは、メルヘンの世界ではなくバイオレンスの世界に住んでいます。
全体的にヘヴィーな展開が続くんですが、最終巻である13巻の重みはひとしおです。
ジョージ秋山先生の描くデフォルメされたキャラはかわいいんですけど、油断すると今回のようにトラウマを負う確立が高いですね。
ぐいぐい引き込まれ息つく間もなく読み終えてしまうので、
明日はお休みで誰にも会う用事がなくて思いっきり落ち込みたい時に読むのをオススメします。とてもいいカタルシスが得られますよ…
あ、そしてとてもエロイです。やっぱり一人でこっそり読みたい作品ですね。（お子さんがいる方、間違ってもお子さんの手の届くところに置かないように。）
初版全13巻セット
各巻並、小口少ヤケ
担当 いわき
札幌店 いわき
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