のり子のブルース/よだひでき
芳文社コミックス
昭和55年９月１日初版発行 525円
なんというかこれはひどいですね。
のり子なので、うちののりこさん（少女・レディースヴィンテージ担当）に紹介をお願いしたら
全力で拒否されたので私が紹介させていただきます。
表紙からお分かりの通り、ブルースの女王・淡谷のり子大先生がモデルなんですね。ただ、モデルなだけであって内容は一切関係ないです。本書主人公ののり子、OLだし。
内容はデブでブスな主人公のり子が、世間にドン引きされつつも、持ち前のポジティブと勘違いで乗り越えまくっていくという４コマです。
今だったら女性差別とか言って問題になりそうなアレですね。なんでも若い頃にシンガーソングライターを目指し上京したよだ先生が、
レコード会社に「ルックスが問題だ」と言われた事への恨みを込めて描かれた作品なのだとか。
個人的にはポジティブな不細工ちゃんは嫌いじゃないです。むしろいとおしいですね。
本書ののり子は読者をムカつかせない程度に（ここ重要です）ポジティブなので、読んでくうちに段々ほんとにかわいく見えてくるんですよ。
状況が同じなら暗く考えるより明るく構えたほうがいい、そういったスピリットを感じました。
落ち込んだときとか読んでみて下さい。ちょっと元気になれると思います。
余談ですが昨日友人と淡谷先生の話になったんですよね。その翌日この本を紹介しているわけです。因果を感じました。
あと、淡谷先生はおきれいな方だったと思います。
状態：小口ヤケ、少しみ
担当 いわき
札幌店 いわき
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