【二色カラーページについて】
本書の装丁は初出誌の出版社が発行していた単行本レーベルのオマージュとなっています。
このレーベルの1985~6年頃は扉・目次を含む巻頭18ページが二色カラーのため、
フォーマットに準じてモノクロ及び単色で発表されたページにも二色カラー処理を施しました。
そのため掲載時のカラーページを完全再現したものではありません。
初出時の二色カラーページは
第9話 扉+3P目(1~2Pは単色刷り)
第12話 扉+3P目(1~2Pは単色刷り)
第17話 扉+3P目(1~2Pは単色刷り)
の計6ページです。
(※単行本収録時に初回読切である0話を1話とさせていただいたため単行本掲載時は10話、13話、18話となります)
単行本に収録した二色カラーページは
第0話 〈第1巻〉第1話の扉・目次と第1話の巻頭14ページ
第12話〈第2巻〉第1話の扉・目次と第1話の巻頭14ページ
の計28ページとなります。
第9話と第17話の二色カラー計4Pがモノクロでの収録となりますが、新規での二色カラー計26Pとなります。
何卒ご了承お願いいたします。
常山孝と陽二の兄弟から成る。孝は1944年7月生、陽二は1948年5月生。広島県福山市鞆町生まれ。孝はさいとう・たかを「台風五郎」などの貸本劇画に夢中になり、漫画家を志す。棚下照生のアシスタントを経て1971年デビュー。陽二は手塚治虫などの系統の作家を好んで育ち、上村一夫の影響を受ける。孝が独立した頃から孝の手伝いで漫画を描き始める。「常山陽二」「常山鞆」などのペンネームを用いるがほぼ全て兄弟の共作である。1973年『土曜漫画』誌連載の「男性哀歌」以降、人間の生きる姿を丹念に描く作品を発表し続ける。数年のブランク期間後、1985年『別冊週刊漫画TIMES』誌「おとこの口紅」で復帰。その異色の内容から読者からの反響を得るが、単行本化は見送られ当時の読者以外には知られぬ存在のまま80年代末に活動休止する。(文:稲村芳裕)
「人の生き様のドラマです。アウトローのこの世界に焦点をあて、「人の生きる」を追及したつもりです。楽しんで頂ければ幸いです。」(常山孝)
『おとこの口紅』初版に誤植がございました。
1巻・2巻ともに
p4 目次の下段「常山プロダクションについて」
【誤】孝は1994年7月生、
↓
【正】孝は1944年7月生、
※この項は〔文・稲村芳裕〕となっておりますが編集部によるミスです。
奥付
【誤】おことの口紅
↓
【正】おとこの口紅
謹んで訂正いたしますとともに、ご購入いただいた読者様及び関係者の皆様にお詫び申し上げます。