メンバー 久保田、佐藤、高村、佐久間、末竹、脇、金城
天候も良く、遅刻者もなし。今回は修行代に予算を割いているため、ストイックなキャンプになるので普通のキャンプとは違うよ、と厳しい面持ちで話していましたが、当日いざ集合してみると、ママ金城は大きなサングラス、新卒高村は柄シャツ、サンダル、
ボストンバッグ、短パンの佐久間、と、皆の浮かれ具合がビシビシ伝わってきました。
久保田号(佐久間、脇)と佐藤号(高村、末竹、金城)の2台に分かれて出発。
予算の都合で一般道で行く予定にも関わらず、久保田号がカーナビの設定を有料道路優先で設定するという凡ミスにより、出発30分後には2台ははぐれました。
その上脇さんが車酔いになり、途中で休憩をはさみ予定よりもさらに押すことに。
自分達を奥多摩に行かせない様に何か大いなる力が働いているのでは?と陰謀論が飛びだし、危うい雰囲気が漂いはじめましたが、その後無事に脇さんも復活。ルート修正も上手くいったので携帯で連絡を取りつつ奥多摩を目指しました。
奥多摩湖周遊道路を越えて更に進むとやっと出てきました。
周りは山ばかり。ソフトバンクは圏外、ドコモがぎりぎり繋がっていました。
遅れをとっていた久保田号の方が何故か早く到着したので、先に受付をすませ
ました。受付の人が「売店で何か欲しい物があったら声かけてくださいね。ま、なにもないんですけど」とやる気なく言うのでみて見ると本当に売店はガラガラでした。
幸い遅れている佐藤号はまだ街の方にいたので追加の買い出しをお願いし、
我々は飯盒、しゃもじを借りてテントスペースへ移動、佐藤号を待ちました。
良かったのは、キャンプ場の人が予めテントを張っていてくれてこちらがやる必要がなかったこと。テントぐらい張れるだろうと思っていましたが実際見てみると案外大変そうだったので助かりました。
荷物をテントの中に運んだり、整理した後、夕食まで時間もあるので荷物を降ろして付近を散策することに。MAPをみて、川場まで降りたり、神社を見に行ったりぶらぶらとしました。
携帯の電波も繋がらないし、ほかにやることがないので、早めのスタート。火起しは、佐藤が率先して担当。
金城の用意したV6森田くんのうちわを使いながらパタパタやっていました。中々上手でしたが若干火に魅せられすぎていて怖かったです。
ご飯を任せていた金城は、ホイル焼をメインに、下ごしらえを前日までに完璧に終わらせていて、あとは網に乗せるだけ、というかなり楽チンに準備が進み、皆から喝采をあびていました。
味付けもすばらしく主婦の力をあらためて感じた一同。焼きマシュマロというものを自分は初めて食しました。
脇さんは、米を入念に研いでくれたり、黙々と掃き掃除をしてくれました。
末竹さん、佐久間は料理をつまみつつ、写真を撮ったり金城の手伝いを。
僕は飯盒炊飯を担当しました。皆の期待を裏切って美味しく炊けました。
高村は、肉をつまみつつ(野菜が食べられないので)、たまに佐藤と代わってうちわを仰いでいました。
シャワーを浴びたりして寝支度を整えた後ファイヤーサークルにて花火をした後、
テントスペースに戻った後は、なぜか恐怖体験話タイムに突入。高村は、近所で事故って炎上した車を野次馬で見に行ったら、自分の家の車だったそうです。
男たちは早めに寝袋に入りました。佐藤がひとり恋愛遍歴を語る中、それをBGMにして自分と高村は就寝しました。
隣の女子テントは遅くまでやけに盛り上がっていました。次の日に聞くと、末竹さんが、脇さんが漫画太郎の話ばかりで「いいかげんにしろ」とヒートアップしていたそうです。
道中に具合が悪くなったのも漫画太郎のメモを車中で落としたことがきっかけだったのを聞いて「心配して損した」と言ってました。
7:00 起床
9:00 出発
朝食後(金城ママの鯖サンド)、支払い等を済ませ9時に出発。
檜原村の真言宗臼杵山天光寺を目指します。(山のふるさと村から車で約1時間)
カーナビの示すところは完全に違っていて、結構迷いました。10:30からの予定だったので遅れていることをお寺に連絡して、道順を確認してようやく到着。皆にも少し疲弊の顔色が見えました。
広い道場のような所に案内され机に座らされしばらく待ちました。厳粛な空気に緊張するメンバー。
隣では泊まりこみで修行している小学生から中学生ぐらいの子供たちが呪文を合唱しています。前には60代の男性2人が自分たちと同じく体験修行に来ていていて、同じようにそわそわしていました。若い坊主の方に胴着を着るように命じられ準備完了。
修行開始となります。
以下修行内容
11:30 挨拶の作法
12:30 食事
14:00 お百度参り
15:00 滝行
挨拶は、自己紹介から始まり食前食後の挨拶、印を結びながら、真言を若い修行僧の方に続いて復唱していきます。「オン、バサラギニ、ハラチフ、ハンダヤソワカ」などと皆で声を出している姿は修行らしく、気分が高まります。でも正座が痛くてくじけそうでした。高村が上手く印を結べず修行僧の方をいらつかせていました。
子供たちに混じって、一緒に配膳をして、念願の精進食事ですが、なんとなく緊張感があって会話もなし。淡々と食べる一堂。洗い物も自分でやります。
小休止の後、車で修行寺へ移動。お百度参りです。これ一番きつかったです。
弘法大師様がじっと見守っておられるかんかんに照ったコンクリートのお百度ロードを
男子は3人、女子は2人編成に分かれ、お参りスタート。
「南無大師遍照金剛」と三回唱え礼をしてぐるぐると走ります。声が大きいほど、走りが全力な程願いが成就するらしいです。
修行僧に「声が小さいですよ!」、「もっと全力で走って!」などと部活のように叱咤されつつ走る一同。止まない蝉の声、枯れてくるメンバーの声。いつ終わるのか・・・
掛け声と共に終了(時間不明)お茶をもらい沈黙する一同。
もはや笑いはありませんでした。
休憩後、さらに車で移動、メインイベントの滝行です。
到着後、サンダルで山を登り滝まで約10分(このアプローチが案外きつい)天狗滝へ到着。
落差7、8mですが結構水量もあり迫力があります。
早速説明を受け順番に浴びていきます。
滝を受ける時間は立って1分、座って1分ほど。夏ですが水はすごく冷たい。
実際にやってみると確かに息ができないです。事前に知っていないとパニックになるなと思いました。
申し訳なくも一番手の佐藤に少し笑ってしまいました。
高村が異様に滝慣れしていて初めてとは思えませんでした。
佐久間がチラッと目を開けるほどの余裕があったり。
※その他のメンバー滝行
個人的にはやった後は何だかすっきりして心地よい疲労感と達成感が味わえました。
その後寺に戻って挨拶をして帰路につきました。みなやり切ったいい顔でした。
お疲れ様でした!