「この報告書は、まんだらけのオタク社員たちに富士登山を挑ませた熱血取締役の記録である
普段ろくに運動もせず好きなことだけやっているオタク社員たちが登山部活動の中から健全な精神を培い、
わずか数ヶ月で富士登山をなし遂げた奇跡を通じてその原動力となった、信頼と愛を余すところなく記録化したものになる予定である」
2016年10月14日 第二十二回活動報告【甲斐駒ケ岳(かいこまがたけ)】
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※写真をクリックすると大きくなるよ!
甲斐駒ケ岳へ3度目のトライ。
再び朝4時中野に集合して目指します。
今回のメンバーは辻中さん、西田さん、小山さん、鍋島、藤川(妹)、ドライバー秋山と自分竹下の7名。
1度ならずも2度までも。
しかも前回は手前でのまさかの土砂降り。
もう甲斐駒ケ岳には行けないんじゃないか。
天気予報では登山指数A。
前日も翌日も全てAでまさにチャンス。
ただ天気のことは口にすると崩れるかんじがしてあまりみな口にせず向かいました。
西田さん、辻中さんとも合流、時間は順調…ただ着くまでは安心できない。
登山口である北沢峠へはバスでしか行けず、そのバス乗り場の仙流荘を目指します。
向かう途中すこぶる青空で天気がいい…と思っていたら仙流荘が近づくにつれ、雲が広がっていく。
そんな一抹の不安を抱えつつも仙流荘へ到着しました。
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【コースタイム】
9:00 北沢峠 2,032m
↓ 0.4km
9:10 長衛小屋 1,990m
↓ 1.1km
9:40 仙水小屋 2,130m
↓ 0.9km
10:10 仙水峠 2,264m
↓ 1.1km
11:15 駒津峰 2,752m
11:25 駒津峰
↓ 0.4km
11:45 六万石 2,700m
↓ 0.6km
12:45 甲斐駒ケ岳山頂 2,967m
12:55 甲斐駒ケ岳山頂
↓ 0.6km
13:25 六万石 2,700m
↓ 0.4km
13:50 駒津峰 2,752m
↓ 2.4km
15:30 北沢峠 2,032m
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すごい車の数に人。
さすが人気の北沢峠へ行くバスの乗り場だけあってものすごい混雑しています。
バスは何台でるんだろ?と少し不安になるも、すぐ横の車庫にバスが並んでいて大丈夫そう。
チケットを購入したり、準備運動したりと各々バスを待つ中、
なべしーがいない、またかわいい女の子がいないかふらふらしているんだろう。
しばし待つとバスが到着。
登山口まで向かう観光バスだけあって、甲斐駒ケ岳が見えるところであったり
要所要所で止まり、バスの運転手が解説してくれます。
今バスを下りてった方はキノコ採りで、向こうの尾根を越えたところでは
松茸がザクザクとれます、といったはなしまででて楽しませてくれます。
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北沢峠へ到着。
まずはここで集合写真をパシャリ。
ちょっとここ1か月で太ってしまってと言っていた小山さん。
たしかにいつもなかんじよりちょっとパンパンです。
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紅葉はもう終わってしまったと思っていましたが残っている。
赤はないもののきれいな黄色が一面広がっていて一様に皆テンション上がる。
沢沿いの登山道をしばらく進むと、ゴツゴツした岩場が広がります。
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この岩場を抜けたところの仙水峠につくと目の前に甲斐駒ケ岳が。
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その白いゴツゴツした岩肌のそびえ立つかたちの山容は圧倒的で迫力ありました。
今までに登った山の中でもデカさ、見た目のかっこ良さはピカイチです。
ここの仙水峠からは南アルプスも見え、
今年登った鳳凰三山の地蔵岳のオベリスクが遠くからでもクッキリみえました。
中でも一際高いのは北岳。来年は登りたい。
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この仙水峠から駒津峰はこの登山ルートの中で一番の急登。
しかもまっすぐ一本の登り道。
なかなかに疲弊しますが振り返ると紅葉の絶景が。
時折振り返っては写真を繰り返しつつ登ります。
今回みんな調子良く、極端に遅れるメンバーもでず、
急登にもかかわらず予定コースタイムよりも早く駒津峰に到着しました。
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ここから山頂へは直登と巻き道がありますが、
岩場を登っていく直登ルートを進みます。
足場はしっかりしているものの油断ならないコース。
3点確保を意識しつつ登る。
それにしても天気も良く絶景が広がっている。
素晴らしい。
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この山頂までが意外と長い。
甲斐駒ケ岳の最初に見たときの迫力、デカさが登っていても
やはり雄大でデカイと感じます。
山頂付近はゴツゴツした岩場から真っ白なサラサラした砂へ。
真っ白な砂と花崗岩の色合いがきれいです。
ただこの最後の登りが滑って足が削られる。
…何とか踏ん張って山頂へ。
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アルプスが一望、富士山も見える。
1度ならず2度までも甲斐駒ケ岳へ到達することができず、
この3度目でやっと登れたのも、
この最高の天気で登らせてくれるためのものだったのかとみな感謝。
山頂からの一望をしばし堪能しつつも、
しかしそんなにのんびりできない。
なぜかというとこの北沢峠はバスでしか行き来できない場所で帰りも当然バス。
最終が16時。
残りのコースタイム考えてもゆとりはないので先を急ぎます。
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下山快調に飛ばしていると辻中さんが遅れている。
どうやら足をつった模様。
辻中さんが足をつるのはいつものことなのですが、
マグオンを飲んでも、登りは厳しくスピードがだせない様子。
帰りのコースは距離が短い双児山を通ってのコースを考えていましたが、
登り返しがきつい辻中さんのみ元来た仙水峠を通ってのピストンルートにて戻ることに。
他メンバーは双児山を通っての下山となりました。
双児山側の道は一面のハイマツ地帯。
さっきまでの登山道とは違う表情で楽しかったです。
ただ16時でバスが終わりということで時間が気になる…
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辻中さんとはトランシーバーを使ってやりとりをしつつ、
もしものパターンがいろいろよぎります。
もしバスに間に合わなかった場合は山荘に泊まるしかない。
ただ後半奇跡的なスピードアップで、
双児山からの下山は15:30。
辻中さんも15:40に下山しました。
あとから聞いたら一人で「おまえ何やってんだ!」とか意味不明な悪態をつきながら
下山してきたようで、まわりの見ていた登山客もそれは不気味だったろうな〜と思います。
ただそれが体を突き動かす原動力になったようです。
またバスに乗り、
仙流荘からは車で帰路へ。
今回もう一つ目的があって天然炭酸泉の温泉へ行くこと。
ただみなが一様に疲労困憊していてほうとうを食べに行ったためにタイムアップ。
天然炭酸泉へは時間が足りずに行けませんでした。
また一つ課題が残りました。
西田さんはほんとに残念そうで炭酸泉〜炭酸泉〜。
としばらく連呼していました。
次回登る山はまだ未定ですが、しばらく続いたアルプスの連登から近場の山を登ろうと
いうことに。天然炭酸泉はまたの機会となりました。
[レポート:竹下]