まんだらけ渋谷店菅野彰「死にゆく夏の、喘ぎにも似て」＆「北へ100マイル南へ101マイル」入荷

「死にゆく夏の、喘ぎにも似て」は売り切れました。ありがとうございます。

「ないって、どーしてコレ」
BL好きな方々の間でも結構話題になったあの企画を見て思わず出た一言。

ちょっと前に某雑誌で、ある女性作家さんの直木賞受賞を記念（？）して
その作家さんと数名の方が「芥川賞をあげたいBL作品」を選考するという面白い企画が掲載されました。
個人的に勝手に予想したり、とても楽しみにしていたんですが・・・
なかったんですよ！！このお方の名前が！！どうしてなんでしょう・・・。絶ッ対あると思ったのに。
読者アンケートの結果を参考にしたらしいのですが、納得いかない。ムム。
人気はありあまるぐらいある。しかもエッセイもこれまた本当に芥川賞あげたいぐらいの名作。面白い。
文芸界の芥川賞はどちらかというと、これからの活躍への期待を込めて
新人作家さんにあげるイメージがあります。なので。
キャリアが長い菅野さんは直木賞タイプだからこの選考から漏れたのか？！
定番過ぎて、今更紹介するなんて野暮なのか？など勝手に色々考えてしまいました。
・・・まあこれはおいといて。
今後もこういう企画を雑誌の枠にとらわれずやって欲しいなーと思いました。～年度みたいに。

それで。今回入荷したのはその菅野先生の絶版小説の中でも特に珍しい2冊です。

「北へ100マイル南へ101マイル」の方はASUKAノベルスなのでBL小説ではないのですが、挿絵が西目丸（かわかみじゅんこ）さん。
帯付ですが、小口に結構シミがあるのでお安くなってます。
「死にゆく夏の、喘ぎにも似て」は、もう説明不要だとは思いますが、絶版BL小説のなかでも最も入手困難＆珍しい一冊。
挿絵は意外なことに松崎司さん。こちらの金色の帯付。カバーイタミ、小口ヤケがあるのでこれまたお安くなってます。
やはり名BL小説には、作品の雰囲気にぴったりの名挿絵作家さんがつく。タイトルも素敵。

個人的にひっそり勝手に心の中でBL直木賞作家に既になっている菅野さんの2冊はBL絶版コーナーにお出しします。
皆様の御来店お待ちしています。
なお、お値段や詳しい状態のお問い合わせはお電話等でお願いいたします。

（担当神原）