まんだらけ中野店 3F 本店2 ありし日の氏賀Y太(旧・古葉美一)の怪作「UNDER COVER COPS」を読もう

その昔、アーケードゲーム雑誌で名を轟かせた「ゲーメスト」。
ご存知の方には説明するまでも無いですが、猟奇一色に染まってしまっている今の氏の作風とは正反対のゲームの内容の１割も紹介出来ていない、オリジナルの強い作品になっています。
アンダーカバーコップス自体がかなりコアな作品なのに、そこに古葉美一をあてがったというのは奇跡に近い組み合わせです。
一体誰が仕組んだのか・・・ぜんじ編集長の英断ならばお見事です。
このコミックで古葉美一を知り、コミケに行き、氏のブースで販売されていた猟奇同人誌を買って、ショックを受けた人間は少なからずいると思います。
ギャグ漫画と猟奇漫画を同時にかける稀有な作家なのは確かです。

最近では成年向けコミックスの「巫女と野獣」のあとがきで、「この作品はラブコメです。」と言い切っているところに氏の限りない可能性を感じます。
普通の人が読むには、かなり勇気のいる作品です。
読んだ人の何割がラブコメと感じるのか、はなはだ疑問です。

そんな限りない可能性を持つ氏賀Y太の人物像が知りたい人にも、今回のコミックスは貴重な資料です。
２巻の著者近影のまぶしい笑顔は正面から見据えるには、ちょっとした勇気が必要なくらいです。

ゲーメスト好き、氏賀Y太好きなら是非本店２へお越しください。
皆様のご来店をお待ちしています。

(担当飯田)