まんだらけ福岡店 1F 【コミック】【マンガの中に歴史有り　第一弾　黎明～人類の夜明け～】

古代…。
その言葉だけを見ると、日本の古代遺跡（まるっこいの）を思い浮かべてしまうのだが、敢えてお隣中国に注目してみた。
古代中国といっても、その怒涛の如く移り変わっていった歴史を紐解くと、それこそ一日では語りつくせぬ程のモノガタリが存在する。
古代中国史、三大怪奇小説の一つである「三国志」いわずと知れた約100年間、己の信ずる道を貫かんが為、命を燃やした漢達の物語。
「三国志」は、小説、コミック、ゲームと親しまれ、今では知らぬ者を探す方が難しい程に馴染み深い。
本場の中国は元より、日本においても「三国志」をモチーフとした作品は多岐に渡る。

堅苦しい前半の文章は無視して、はいっ！これ！！！
三国志パラレル美少女パンチラお色気アクションコメディ（長ェーよ）
その名も、『一騎当千』をご紹介しよう。

大まかな概要として、「三国時代の人が、現代の日本で格闘しながら最強を目指す」という、とんでもない設定なのだが、読んでると意外と面白いのが不思議な作品。
主人公は、孫呉の小覇王と謳われた「孫策伯符」だが、この作品では女の子。
格闘センス抜群で、勿論スタイルもボンキュッボン。
又、孫策以外にも、お馴染み関羽や趙雲、劉備に張飛など、こりゃまた美少女で違う意味で目も当てられない。

ただのお色気マンガと侮るなかれ。
三国時代の歴史を彷彿とさせるような設定が見るものをハラハラさせ、先の見えない展開が我々を惹き付けてくれるのだ。
格闘シーンも実に丁寧ながら際どい所まで描写され、その多くを占める戦いの場の臨場感を高めてくれている。

「一騎当千」はアニメ化され、フィギュア界においてもその名を知らしめている作品。原作コミックは人気も高く、フィギュア付の初回限定コミックスは即完するほど。

たかがマンガ。しかし、されどマンガ。
硬派な「三国志」が好きな人には敬遠されがちだが、それはそれ、これはこれって感じで充分楽しめると思われる。
愉しみながら歴史の勉強…も不可能ではない（但し、パロディであることをお忘れなかれ）

古代中国を違った視線で見てみては？
「三国志」パロマンガの中でも、オススメの一品である。

ちなみにコレを書いている担当者は、「福岡店一の三国志好き」と豪語する者。
三国志を語ると、それこそ腱鞘炎になるくらい書いちゃうんで、かなり、かーなーりー非常に甘めに書いております。
ちなみに「一騎当千」は女性でも楽しめると思う。なんてったって、曹魏の面々が殆ど男！！だからです。しかも、郭嘉がいい味出してるんでっ！！
ソソ様かっちょいいんで！トン兄ヤバいって！！

そんなワケで、是非読んで見てください。

【テーマ番長一口メモ】中国の歴史は王朝や民族が入れ替わり立ち代りで変化の激しい歴史を歩んでいる。
そんな中でも後漢から春秋戦国にかけての時代は群雄割拠の言葉に相応しく英傑揃い。嵌れば深い、歴史の道。

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(担当小幡)