まんだらけ小倉 1F 少年コミック寅さんの後を継ぐのは銀さんで

「少年」でなくなった身にとって、ジャンプやマガジンなどの少年誌を読むのは、意外に大変なことだったりします。
当然のことですが、少年誌のターゲットは「少年」なわけですから、読んでいて「おもしろくねー」と思ったところで、悪いのオッサンなこっちなのです。
そんな中、オッサンでも毎週ニヤニヤしながら読めるのが、週刊少年ジャンプ連載中の「銀魂」です。
有名作品すぎて、わざわざ紹介するまでもねーじゃん、と思われるかたもいるでしょうが、アニメやゲーム、ひいては女性向け同人誌での人気が高すぎて、逆に敷居の高さを感じている方もいるかもしれません。

しかし、当たり前の話ですが、ヒットする作品というのはする要因というのがあるわけです。
いわゆる女性受け要因以外で、「銀魂」の大きな魅力といえば、”いつか終わってしまうかもしれない日常を楽しむギャグ漫画”であることでしょう。
基本的に「銀魂」はギャグ漫画です。主人公・銀さんこと坂田銀時と、その周辺の人物が、しようもないことで争ったり、くだらないことに全神経を集中させたりする話が主です。
しかし、「銀魂」の登場人物の多くは、みなそれなりに深刻な過去を持っているうえに、その世界観は「すでに外敵に侵略された後の地球」という非常に救いのない代物です。
そんなシビアな世界・設定だからこそ、普段のくだらない日常を楽しむ銀さんたちのお話は、必要以上に楽しく思えてくるのかもしれません。

というわけで前置きが長くなりましたが、まだ「銀魂」を読んだことが無いという方、雑誌派で単行本は持っていなかったという方などは、「銀魂」1巻から最新刊23巻までのセット、一気にいかがでしょう。

アニメも好評放送中ですが、実写にしてもけっこう受けるのではないでしょうか。
銀さんの人物像は、21世紀の寅さんといってもさしつかえのないフーテンぶりだと思うのですが…。

お買い求めの際は、是非まんだらけ小倉店へお越し下さい。

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(担当有冨)