まんだらけ中野店 4F 大予世界人類が平和でありますように

昭和の宗教家の中ではこの人の顔が一番好き。写真集がほしいぐらい。
よく街で見かける「世界人類が平和でありますように」でおなじみ、五井先生です。
大正5年に吉原土手と山谷にはさまれた街で生まれた病弱児は肉体よりも魂に重点を置くタイプではじめは音楽の道をめざします。
でも当時はジャズバンドに入らないと食べていけない時代だったそうでジャズ大嫌いなクラシック青年はスパッとあきらめ会社員に。
与えられた環境で言い訳しないで一生懸命やっていれば神様はちゃんと見ていてくださる、というのが信念の五井先生ですがこーゆうとこがあるのも好き。終戦後は生長の家を経て白光真宏会の教祖になります。

コミュニストに「神様がいるならコメ出してみろ」と言われコメってしまったり、神様は三味線じゃないからバチはあたらないと説いたりとユーモアのある明るい講和はさすが浅草っ子。
守護霊など教義面のおはなしを飛ばして読みしてもなかなか楽しめます。
「えばると神様が離れていく」など名フレーズも多数。

「五井昌久全集1 講演編」￥2100
64～74年の講演22本収録。絶版。

のほかまだ本屋さんに並んでる本などいろいろあります。

(担当二宮)