大衆文芸図誌 八木昇:著 新人物往来社/昭和52年発行 ¥5250 本を買うにあたって装丁の良さというものは、購入する動機の一つだと思います。 私も同じで、装丁に魅かれて、日々のご飯代を削って、購入してしまう本が多々あります。 でも装丁に魅かれて、内容気にせず購入してしまうのは、個人的には昭和30年代ぐらいまでが主で、昨今の本ではあまりありません。 それは、そのあたりの本の装丁の素晴らしさが持つ悪魔的なまでの魅力によるものではないでしょうか? この本は、昭和の前半を彩った本の装丁(絵)をあつめたもの。 魅了される本ばかりです。 それにしてもこういった本(私はSF・ミステリしか蒐集していませんが)を見ると、どうしても本物を欲しくなるのは私だけなんんでしょうか? 昔の紙、特に仙花紙のすえた匂いをかぐと、もう悦にひたってしまいます。 私だけと言われますが、装丁がいいと、既に読んだ本(内容)であても、もう一度読んでしまいます。 すえた匂いに、茶褐色に変化した紙、うっとりしてしまう装丁。 それに収められている文字の一つ一つが、眼からはいっていくのが心地よいんですよね。 ミシシッピ・ブルースでも聴きながら、コーヒー片手に眺めて(これを古書店で見つけたら、、、と)妄想に浸りたい本です。
(担当 三次)
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