まんだらけ渋谷講談社おともだち絵本シリーズわたなべまさこがイラストを手がけた「ハイジ」入荷

講談社おともだち絵本シリーズ・1 わたなべまさこ「アルプスのしょうじょハイジ」
状態；並（小イタミ有）

わたなべまさこさんで「ハイジ」といえば、こちらの絵本版ではなくコミック版のマーガレットコミックが有名ですが。
コミック版のハイジとこちらの講談社版の絵本だとハイジをはじめ、キャラの造型が全然違います。今回お出しする絵本の方が2～6歳向けなので、キャラが幼くコミック版より全然可愛いんです！

同じ「ハイジ」を同じ漫画家さんが描いてはいるけれど、まったくの別物と考えた方がよいかもしれません。
出版されたのはマーガレットコミック版の再版である白泉社・花とゆめコミック版と同じ1975年。

やっぱりどうしても「ハイジ」って、宮崎駿・高畑勲コンビのアニメ版「アルプスの少女ハイジ」のイメージが強いのですが…
アニメ版ハイジの放映年がこの絵本の発行の一年前の1974年なのに、まったくあのハイジと似てません。
「ハイジ」の絵本は多くの方が描いており、それぞれ独自のハイジ像を打ち出してきましたが、アニメ版同様黒髪短髪が多く、金髪でもショートヘアがほとんどのような気がするのですが、わたなべさんは金髪ロングのハイジ。斬新！！服違ったらクララやん！！みたいな。

やたらゴージャスな金髪のハイジに最初は違和感を覚えるかもしれませんが、ペーターが赤い頭巾をかぶってて女の子のようにやたら可愛いので良し。（このペーターがアニメ版はハイジにちょっと似ております）

あと、やぎのイラストがまた素晴らしく良いんですよ～！
どのやぎも顔が全然違うんです(笑)…個性差とかではなく、やぎっぽくないというかバンビじゃないの？コレ？？ん？表紙のは犬なのか？みたいな…でもどの仔も可愛いです。個人的にはハイジよりこのやぎ達のイラストに注目してもらいたい一冊。

(担当神原)