まんだらけ中野店 3F 本店2 【ラノベ】ヤクザ×美少女の化学反応

「バカとテストと召喚獣」が大ヒットの昨今。
空前のバカ学生ブームが来ているといっても過言ではありません。
そんな今こそ取り上げたい作品がこちら。

「ごくペン！」三原みつき／相音うしお MF文庫J

生徒の大半がモヒカン頭という、世紀末的な高校を舞台とした作品です。
「六と三をかけると十八になるとか意外すぎる」
この台詞だけで、この高校の学力はおおよその見当がつくと思います。
そんな最底辺の高校に、幼馴染を追いかけて転校する偏差値70オーバーの主人公。
そこまでして再会した幼馴染は・・・なんとヤクザになっていました。

ヤクザでも何でもいいのです。美少女ならば。

再会した幼馴染の変化に戸惑い、葛藤しながらも前へ進んでいく主人公には好感が持てます。
基本的にはバカな生徒たちがバカなことをしている話なのですが、裏に込められた「見た目や肩書きで人を判断しない」という確かな主張を感じました。
とはいえ、頭を抱えるようなものではなく、読後感はすっきりしていました。
MF文庫第5回審査員特別賞の新鋭、三原みつき氏が送る学園ラブコメ、是非ご賞味ください。

今回ご紹介した作品は、中野店3階本店2にてお取り扱いしています。
ご興味のある方は是非お越しください。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

(担当臼井)