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スペクトルマン

「スペクトルマン」は「マグマ大使」「電人ザボーガー」などを手がけたピープロダクション製作の特撮ヒーロー番組。
「帰ってきたウルトラマン」「仮面ライダー」とほぼ同期の放映となっており、第2次怪獣ブーム、変身特撮ヒーローブームの先駆けとして知られます。
放映開始時は「宇宙猿人ゴリ」のタイトルでスタート、その後「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」にタイトル変更、放映後期になった40話より「スペクトルマン」として放映されました。
当時問題となっていた「公害」を主軸にハードなストーリー、重いテーマを描いた異色の作品となった「スペクトルマン」は幾度かの路線変更を行いながらも、高い視聴率・人気を獲得、放送延長を行うほどの支持を受けました（当時裏番組だった「巨人の星」を視聴率で破るほどの人気でした）。

非常に独特のカラーを持つ「スペクトルマン」の商品は、ブリキ玩具などを多数手がけていたマスダヤよりリリース。
異形の怪獣たちを、マルサンやブルマァクとはまた異なる独特のアレンジで造形。
全てのキャラクターのリリースには至らなかったものの、現在においても当時の作品を愛するファン・コレクターから高い人気を獲得しています。

それでは
特集第2弾は、ミドロンをご紹介します。

囮怪獣ミドロン

「スペクトルマン」第3話「青ミドロの恐怖」に登場した「囮怪獣ミドロン」は「ゴリ」が繰り出した2匹目の公害怪獣。
毒の青ミドロのガスを吐き暴れます。
巨大さもあり「スペクトルマン」を苦戦させますが、最後はスペクトルビームを受け白骨化。
ご存知の方も多いかと思われますが、この「ミドロン」モデルアニメーションを使用して撮影されています。
正直クオリティではやや難がありますが、新しい特撮へのチャレンジを、TVという時間・資金面でも限界のある状況で果敢に行った製作スタッフに頭が下がるばかりです。
マスダヤの「ミドロン」は非常にスタイルよく造形。
四足怪獣としては比較的オーソドックスなデザインながらも、体表のディテール、バランスのよいプロポーションと、子供受けのよさそうな完成度です。
首の可動もうれしいポイント。
復刻版も販売されている人気アイテムです。

スペクトルマン
第3話「青ミドロの恐怖」

ミドロン
メーカー：増田屋
状態：塗装擦れ、首部分小変形
成型色：青色
サイズ：スタンダード

こちらは比較的怪獣らしい怪獣です。
でも毒ガスを吐きながら暴れまくります。目にメタリックレッドとゴールドを使っているところが良い感じ。。。
イカ○ンボタウンの住人かしら。
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(担当スガ)