ありある「ギャラリーのお店」1/30日(日)は高橋わたる(亘)の原画を出します!
高橋わたる、代表作は「ニセガク無宿」「おとこ旅」あたりになりますが、70-80年代の劇画誌で数多くの連載をしていたわりにゴルフや任侠、麻雀などのジャンルコミックが多かったり、記事主体の実話誌で連載してたりでキャリアのわりには単行本になってないんですよね。
60-70年代、東映の同時上映作品が本編の観客数を下支えしていたように漫画界でもこういった職人作家が層の広がりを支えていたわけで。単行本という後世に伝わるものがいま読めない、という状況はなんとなく寂しいなあという気もします。
絵に一文を添えて、のスタイルはいわゆる「絵手紙」のフォーマットに似ているのですが、絵手紙の題材が野菜や郷土玩具など朴訥なものが選ばれているのに対して、あくまで高橋わたるの描く絵は性から離れてはいません。文面も世俗的で、両者は似て非ざるもの。独特の味わいがあるシリーズです。
このほかにも2点、高橋わたるを出します。どんなものかは1/30(日)12時ジャストにありあるのギャラリー店でチェックを!
担当・岩井
中野店 岩井