編集長はいまはいない。
たったいまフリースケートという新式の音のしないスケート靴を履いたままで
外に―夜の銀座の街に―飛び出していったばかりだ。
編集部の床でスケートボードもやるのだろうか?
ふと気づくと、壁にかけてあったフリスビーが一枚消えている!
そういえば、すこし編集部員の数が減ったようだ。
夜、銀座の街をスケートで走りぬける編集長と、フリスビーを飛ばしあう若き編集部員たち。
新しい雑誌はこうした環境のもとで生み出されていた。
(北山耕平『POPEYE』1977年6月10日号)
1976年から今に至るまでシティボーイのためのファッション&カルチャーのお役立ち情報を
日本全国津々浦々にまで伝え続ける頼もしい存在、『POPEYE』1976年の創刊号です。
平凡パンチの木滑良久と石川次郎が平凡出版からドロップアウトしている間に読売新聞社からスキーの本出さない?と誘われて作った『SKI LIFE』が成功したので
伝説のカタログ誌『Made in U.S.A. Catalog』を作り、その後会社に戻った彼らが世に問うたのが『POPEYE』です。
編集にジャズのジャムセッションやインプロヴィゼーションのような化学反応を期待した木滑良久編集長のもとには若く優秀な編集スタッフが集まりそれが誌面の若い感覚に繋がります。
ジョギング・フリスビー・ヨコ乗りスポーツetcおカネでものを買うよりほかに能のない私たち都市生活者に、自らの手で何かをはじめてみるきっかけをくれた偉大な雑誌の創刊号。
「資本主義とは、ものを買うことによって成り立っている社会なのだから、
それをいつのまにか買わされたシティ・ボーイが目覚めると、世界は一変するのではないか」
(北山耕平『宝島』1975年1月号)
状態がイマイチなものは比較的良く見かけますが、この本はコレクションレベルの美本で手元に置いておきたいですよね。
上記の商品は10/17(火)まんだらけ京都店(高島屋T8・4階)で10:45より販売します。
10:35からランダムで整理券を配布しますので、お時間までに高島屋T8・4階まんだらけ京都店海馬ショーケース前にお越しください。
①上記の商品も含めショーケース内の10:45販売予定の商品は全て整理券をランダムで配布し、販売します。
②ランダムで整理券を配布後、10:40分頃から整理券に記載されている番号順に整列していただきます。
③整理券の番号順に並んでいただきましたら1番のお客様から順に購入希望商品をおうかがいしていきます(お1人様1点ずつ)。
④一巡したら、1番のお客様から再度おうかがいしていきます。
購入希望の商品が無い場合は列を抜けていただいて大丈夫です。
列が少なくなりましたら、番号順ではなくご自由にお選びいただけるようにご案内します。
※注意事項※
まんだらけ京都店へのご来店には高島屋T8への入場が必要です。当日の入場方法については高島屋T8のHPをご確認ください。
https://www.takashimaya.co.jp/kyoto/sc_open/
販売商品のお取り置き、電話通販は承ることができません。
売り切れの際はご容赦ください。
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渋谷店 二宮