シナリオを前作に続いて佐々木守氏が担当しており、彼はウルトラマンシリーズでも国家間の威信をかけた宇宙開発競争時代に、事故により水のない星に不時着した宇宙飛行士が、怪物化した体で自分を見棄てた地球へ復讐のため帰還する「故郷は地球」(彼は「シルバー仮面」の主題歌も作詞しておりタイトルは「故郷は地球」だったりします)人数が海底開発を進めることにより、太古の昔に生活圏を海へと追われた地球先住民族のレジスタンスと皆殺しという、アメリカンニューシネマ「リンジャーブルー」(こちらが後ですが)の様な「ノンマルトの使者」etc…と、抗うことの出来ない流れの中で、 国家や社会体制に押し潰される、或いはされた、個人や集団の怨念、復讐、抵抗といった作風でして、本作品も「体制打倒を目指す革命・テロ集団」VS「体制側の秘密工作員」の闘いという図式でして(第3部タイタニアン編は別)、「ああ…佐々木守だなァー」と思ってしまいますな。 そしてキャスティングとして驚くのは、当時の青春ドラマスター石橋正次氏(東大阪、布施出身だそうです)と、日活青春映画スターでもあった浜田光男氏(「一度は行きたい女風呂」という男子の本懐の一つでもあるタイトルの映画にも出演の現在、故美空ひばりの枠がやっているプロダクションの幹部で片方の目が義眼)という、この作品への力の入れようが理解出来るというものです。 子供の頃、石橋氏演じる静弦太郎氏が変身するのではなく、月亭可朝師匠代表作「嘆きのボイン」に似ている方(浜田氏演じる霧島五郎)がアイアンキングと知って、アイアンショック! その上に、静弦太郎が生身と特殊ベルト「アイアン・ベルト」(要はズボンに巻いているアレ)で大半の敵を撃破しており、ショック!ショック!アイアンショック! 霧の中からアイアンキングですよ、まったくもって! 一応アイアンキング(月亭可朝似)は国際警備機構が造りあげたサイボーグなんですが、弦太郎のパーフェクト超人ぶりによってバディというよりサポートマシンと化しておりますが、このアイアンキングの活動時間が「一分間」のみという使い勝手の悪さもあり、色々な意味で大変だなァーと思いましたよ。実際。 とりあえず、髪の毛があった頃の石橋正次氏のスゴさが良く伝わる傑作ですぞ! 価格:23,205円 掲載商品は売り切れる場合がございます。ご了承ください。
(担当 有馬)
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