今年も、こずえ嬢がお腹を壊す時期がやってまいりました。 ほら、まだ暑いじゃないですか。 調子乗って冷たいモノガブガブ飲む訳ですよ。 「はううぅぅぅぅ・・・・・・っっ!!」 分かってて毎年やるのは、やはり学習能力の数値が低いのだろうか。 ・・・・・はっ。 嗚呼、失礼しました! 一瞬、人生を振り返ってしまいました! ささっ! それは、さておき。 行ってみましょう! 今回ご紹介する商品はこちら! 小学館 フラワーコミックス SPECIALより 新井理恵先生の 「うまんが」 『イエーイ・・・オレってべらぼうに白馬の王子だろう?ベイベー・・・』 『ああ、愛しのゲペルニッチ様・・・二人のLOVEは馬並気分でアハハハン・・・』 マンガ雑誌のコマの中で、王子と姫が向き合い、いかにもなセリフを吐き、愛を語り合っている。 「・・・・なんて素敵な恋の物語なのかしら。」 目をキラキラさせて、頬を染めて、うっとり顔なのは、主人公・有馬皐月(ありま・さつき)・11歳。 ピッチピチのトキメキ小学5年生♪ 「私もいつか素敵な恋がしたいなぁ・・・・・」 そう言って思い浮かべるのは、同じクラスの安田優駿くん♪ 「でも無理よね。 優駿くんってばモテモテBOYなんだもん・・・・」 雑誌をパタンと綴じて、ため息。 「あ〜あ、白馬の王子様は私のトコロへは来てくれないのかなぁ・・・・」 叶わぬ願いと分かっていても、口にしてしまうのが女の子。 妄想に耽る、皐月。 『その夢、かなえてあげましょう・・・・・』 突然、どこからか声がする。 「え・・・・?」 とっさに上を見上げると、小さな馬?が宙に浮いていた。 「ボクの名前はまくまく。 夢見るLADYコンニチハ♪」 「何よアンタお呼びじゃないわよ!私は白馬の王子様に現れて欲しかったのよ!!アンタ王子様じゃなくて馬じゃない!乗り物だけがのこのこ現れても仕方ないのよ!」 と、ひとしきり目の前の馬を罵り、気を取り直して。 「キャ――!!何?!この生き物?!!」 初対面だというのに、この言い草。 そこは、ほぼ相手にせず、まくまくは淡々と再度自己紹介を始めた。 「ボクの名はまくまく。悩める人類の夢を叶えるべく、神に遣わされた現代の妖精とでも言っておきましょうか。」 弱冠、あつかましい表現もあったが、一応マジメに聞く。 「皐月〜ご飯よ〜」 一通り、まくまくとやり取りを終え、母から晩御飯の呼び出し。 「さて、それじゃあご相伴に預かるとしますか」 「――って、何でアンタが当然のようにウチでご飯食べようとしてるの―っ?!」 リビングに続く扉を開け、叫ぶ。 「お母さんコレ見てぇー!!」 「あら、可愛い♪」 そして、皐月の小脇に抱えられているまくまくは、母のそのまた向こうに用意されている食卓上の皿を見ていた。 その皿は、何かの生肉が綺麗に盛り付けられていた。 皐月の腕からスポンっと抜けたと思ったら、そのまま生肉皿にダイブ!! 「カズミチィィィィ――!!」 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!お母さん、これ何の肉ぅぅ?!」(大絶叫) 「お、なんだ皐月、今日は友達来てたんだ?」 皿の目の前に座っていた兄は、悠長に事を眺めている。 肉から顔を上げて兄をみるとまくまく一言。 「お兄さん中々の美少年ですね。」 次の瞬間、兄の唇はまくまくに奪われてしまった。 「ふぅ〜久々に若いエキスを頂いたぜぇ〜」 まるで、親父の様なセリフ。 しかし、皆が普通に食事を始めると、先ほどまで名前を叫んで泣きまくっていた「カズミチ」を鉄板へ乗せ、口へ運んでいく。 まくまくに対して驚くほど平然で、何事もないような顔をしている家族を見て、自分だけがおかしいのかと思いだしてしまう皐月。 「もういいっ!私ご飯いらない!もう寝る!!」泣いて自分の部屋に戻る。 そして、翌日。 朝、自分のベッドに忍びこんで「夕べは良かったよ♪」と煙草を吹かしながら喋りかけてきたまくまくと大騒ぎ。 とりあえず時間がないので、朝ごはんを食べて学校へ。 だが、やっぱりというか、何と言うか。 付いて来ちゃったんです、まくまくさん。 絶対学校へ連れて行く訳にはいかない!! ダッシュでまいてしまおうと走りだした時、曲がり角で人とぶつかってしまった。 顔を上げると、そこには大好きな優駿くんが! だけど、今はまくまくも一緒! 彼は、全く動じず皐月がぶちまけた教科書やらなにやらを拾っている。 それを見た優駿くんは・・・・・・・・?! 可愛い顔してえげつない。 おっさん臭かったり、可愛こぶったり、美少年キラーだったり・・・・。 馬なのか、妖精なのか。 謎だらけのまくまくさん・・・・顔は可愛いんだけどなぁ。(大暴言) 想像できない展開に、笑いっぱなしです! 流石、新井先生!!セリフの多さもシモネタも忘れておりません! ドッと大笑いしたいアナタにオススメ♪
(担当 仲野)
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お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)
まんだらけ 小倉店(詳しい店舗地図はこちら)
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるシティー 4F
TEL 093-512-1777 / e-mail kokura@mandarake.co.jp
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