まんだらけ福岡店 2F 【電光石火】VIN　ドラゴンブックス　Emperor No.8「霊魂ミステリー」

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【霊魂】the soul; the spirit.
(1)肉体に宿ってそれを支配し、精神現象の根源となり、肉体が滅びても独立に存在することのできるもの。
たましい。霊。
(2)未開宗教、特にアニミズムにおいて、無生物や動植物に宿る目に見えない存在。

霊魂ミステリー　佐藤有文著

「汝に問う。霊を感じているか・・・。」

霊の存在・・・。
生ある我々にとって、決して軽視出来ないこと。
怪奇と呼ばれる事件、事故、多くの謎は奇跡と共に確実に存在している。

本書は、四次元ミステリー同様、ベーシックな怪奇系児童書だと、一つのワンコーナーに過ぎない”キャプチャー”を本書は（も）、”プロフェッサー”佐藤有文氏が激筆。
そして、本書のさらなる特徴は、鬼人”石原豪人”の挿絵が非常に多く、おそらくシリーズ一番多いのでは無いかと思う量であり、「量の増加は質の低下」という格言があるがそんな事は、もちろん関係無く、いつも通り、いや他の”皇帝”以上に”豪人節”を紙面に叩きつけている。

また特に注目して頂きたいポイントは、日本の霊魂と言えば、ずばり日本最大の霊場【恐山】。
”豪人”の挿絵と共に非常に力が入った紙面展開が見られ、”皇帝”ドラゴンブックスシリーズの中でも指折りの傑作”トピックス”である。
それもそのはず、そもそも佐藤氏は東北の出身であり、お茶を濁す程度の取材はしておらず、ガチンコで【恐山】をあらゆる角度で解説されている。

全体的な解説に映ると、本書は非常に真面目に”霊”に対して紙面展開されている1冊。
児童書のレベルを余裕で超え、専門的研究書とし”皇帝”ナンバーを預かる偉大なる書である。

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（担当松田）

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