まんだらけ名古屋店 6F さながら懐メロ歌手のニーズ無き復活・・・M1号「ファイナルヘドラ」入荷！

「平成の怪獣総進撃」たる「ファイナルウオーズ」に、
ほとんど数合わせのためだけに呼ばれた感のある「ヘドラ」。
いきなりビルに叩きつけられ、
エビラのハサミに串刺しにされるその僅かな登場シーンに
「高度経済成長の負の象徴」たる面影は微塵も無く、
あれじゃ「総進撃のバラン」以下、
「南海」の大コンドルにすら遠く及ばない体たらくでした。
頼みの綱の造形も「皮膚感が云々」といった
既成概念を超越したアブストラプトな代物ゆえ、
ブラッシュアップなどできようも無く、
さながら「惑星轟天的」な
「ヘタウマ風似て異なるもの」の範疇を
一歩も出ていない有様。
そもそもあの時代に出なきゃ何の意味もない
社会性の権化を、30年後に出す事自体が
ナンセンスなのですが、
それでも担ぎ出した張本人のバンダイが商品化すれば
まだ救われようなモノなのに・・・！
結局ソフビ化はM1号のみ！
事ほど左様に、あらゆる面で浮かばれなかった
「平成ヘドラ」。
タイラントの様な尻尾や左右非対称な手、
ヘドラらしからぬ鋭い爪など、
全く報われなかった特美入魂の悪戦苦闘に、
きっとあなたも驚くことでしょう！

(担当佐光)