北海道めちゃくちゃ寒くなってきました。単車に乗る時は真冬の防寒装備以上でなければ時速60キロ以上で走行すると凍りついてしまいます。 私の住む札幌郊外に入ると周りは森だらけで建物がないので体感温度が−5℃低くなります。 それでも乗りたい、でももう乗れない、そんな冬が近づいております。 このバリバリは、講談社の復刻版レーベルREKCの最初のシリーズです。 2001年の1月から毎月5冊ずつ出版され、6月頃は26巻〜31巻の6冊、7月は32巻〜38巻の7冊で、けっこう版元のやる事は無理矢理っぽかったです。 金の無い、しがない新刊書店屋の店員にとっては、いくら従業員割引が使えたといえど、毎月数千円の買物額はきつかったっすね。 しかし、何かを削っても欲しかった理由として、各巻に特製のトレカ2枚がついていた事で躍起になりました。ライダーとバイクのベストショット1枚ずつでした。 全てのトレカを集めたいという衝動と、今も昔も生粋の“ホンダ党”としては、全てのHONDAのマシンを飾りたいとの欲望の為に買い続けました。 各巻の帯についている応募券を全て専用台紙に貼り、出版社に送るともらえるカードアルバムも欲しかったですね。ボクは送りませんでした。ただ出すの忘れて。 愛が感じられないような中古本屋のチェーン店などで買うと、帯やその他の付属品取っ払うから、金はないけど古本の選択肢はありませんでした。 しかし、途中で諦められる購読者が多かったのも事実です。後半巻の刊行に従っての配本数の激減と、売れ行きの厳しさが如実に表れてました。 時は、GP地上波中継の終了で一般層へのメディアへの露出が極端に減った事と、絶対王者ドゥーハンがGPから去り、ロッシの台頭などの世代交代で、オールドファンが離れつつあった事や、2002年からGP500からMotoGPに移行する混沌とした時期でありました。 出版社がたまに行う、盛り上がっている作品の作家の、過去の作品のリバイバル戦法という素晴らしい!?サービスがありますが、このバリバリも当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの「頭文字D」の盛り上がりがあったからこそのリバイバルでした。 しかし、80年代の週刊少年マガジン誌を彩り、若い購買層にバイクへの憧れと、バイクブームへ大きな影響力を持っていた名作である事は間違いありませんでしたが、正直なところ期待値は薄かったです。 時代は単車マンガを求めていないのでしょうか・・・。 今年の私の重大事件のひとつとして、今月7日、90年代半ばからGPで我々を魅了し、世界中にファンも多かった(現、世界最速の絶対王者ロッシなどの若手や、元マクラーレン・ホンダのF1パイロット、ゲルハルト・ベルガーも大ファンでレプリカヘルメットを持っていた事は有名)、長きに渡りYAMAHAのGPマシンを駆った阿部典史ことノリックが、バイク事故で急逝されました。 数々の素晴らしい戦跡の中でも、'96年雨の日本GPで優勝した雄姿は忘れらません。 その他、YAMAHAの粋な計らいで、4輪の最高峰F1マシンVS2輪最速のGP500マシンを戦わせるという企画で、当時ティレル・ヤマハの片山右京とのガチンコ!?エキシビションマッチも忘れられません。もちろんノリック応援しましたよ。 私もフルフェースから長髪をなびかせてRC30を駆っていて、当時トレードマークのノリックの長髪をパクっているなどと言われ、無礼な奴等だとまわりの人間に殺意を覚えていた時代が懐かしいです。 そしてヤマハのお膝元、当時交通事故全国ワーストの磐田市の国道1号で、自分もふっ飛び、ワーストの原因のひとつになった事が懐かしいです。 一時代を築いた若き天才ライダーを亡くしてしまい、今後の日本の2輪界は貴重な財産を失ってしまったようです。 そんなそれぞれのバイクの思い出について回った「バリバリ伝説」の復刻版セット、KC版持っているからいいや、と言わずにいかかでしょう。 めっちゃカワイイが、大体ムカつくヒロインが多いけど、マシンの描写や走行時の表現力の秀逸さのみならず、キャラクターのポテンシャルを限界以上に引き出し共感を覚えさせる作品が多い、しげの秀一作品コンプリートしましょうよ。 状態:少小口ヤケ、各巻帯・トレカ付き
(担当 大井)
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