まんだらけなんば店 2F 男性向同人誌コーナーは、はわわ、ご主人様、「恋姫†無双」が入って来ちゃいました!

かの三国志の時代に名を残した名軍師、諸葛亮。
しかして、かの名軍師でも、まさか自分の死後二千年近く経って、海を隔てた国でビームを撃たされたり何かと言えば「孔明の罠だ!」とか言われて配管工の墜落死の責任を負わされたりするとは予想だにもしなかったでしょう。

そして、よりにもよってなんだかエロゲーの登場人物としてかわいい女の子にされて、その上「は、はわわ、ご主人様、敵が来ちゃいました!」とかいったステキゼリフを吐かされるメに逢うとは、夢にも思うまい。
「はわわ」じゃねェよ。てかお前軍師だろ! 「敵が来ちゃいました」って、その対応を考えんのがお前の役目だろ!!

・・・ま、この諸葛亮はマヂで萌えまくれるキャラなんで、無問題なんですけどね!
萌えは正義ですYO! 早い話、萌えられればなんでもいいんですYO!!

古来より、日本という国は、森羅万象すべての物に神が宿るとの信仰を持っております。
その八百万の神の精神に通ずる、「何でも萌えキャラにしちまえばイージャン」というのが、日本の誇るヲタ文化の真髄といっても過言では無いでしょう!
なんたって、備長炭ですら擬人化して萌えっ娘に変換するよーなお国柄ですから!
お隣の国の歴史物語をごそっと萌えっ娘オンパレードな物語にすることなんて造作もないですYO!!
・・・そんな事だからちょいと怒られたりするんですよね。

てな訳で「恋姫†無双 ?ドキッ☆乙女だらけの三国志演義?」ですよ。
コンシューマ化も発表された今だからこそ、コレをオススメするですよ!!

とりあえず、本作品を理解するのに、難しい概念は必要ありません。
「主人公以外、全員女の子の三国志」・・・以上。
理屈や理由なんかはありません。関羽はツンデレで張飛と諸葛亮はろりっ娘なんです。
「なんで?」とか聞いちゃダメなんです! そーゆーモンなんです!! コレがホントの三国志なんです!!（さすがにこれは嘘です）

いや、作中ではこの世界は三国志のパラレルワールドで、何故武将達が女の子であるのか、（というよりも、何故女の子達が三国志の武将達と同じ名前なのか）という謎も明かされるんですけどね。

まぶっっちゃけ、そんなコトどーでもいいじゃないですか。
上にも書いた通りですよ。萌えられりゃ、何でもいいじゃないですか!

たとえ真・三国無双5とかやった後にこれやって、そのギャップに腹がよじれそうになったとしても!
・・・うわぁ。今、「恋姫†無双」版の三国無双を想像しちゃった。
「は、はわわ」とか言いながらビームを放つ諸葛亮。ヤベぇ。その孔明、色んな意味で存在自体が罠だ。

ともかく。本作は、見た目ただのおバカな三国志パロディにしか見えないかも知れませんが、三国志ファンにはちょっとたまらない仕掛けとか満載でして。
作った人たちはちゃんと三国志を研究しているんだな、という印象を受けます。
原典の設定や有名エピソードを生かしつつ、現代風にアレンジしているのは、結構面白いですよ。
その上、きちんと萌えも完備しているので、ただの三国志パロディになっていない所もGOODです。
コンシューマに移植して、エロ要素をなくしても、無理なくお話は成立しますしね。
・・・いや、元々が古典、三国志なのですから、当然といえば当然なのかも知れませんが。

しかし、こんなステキゲームをコンシューマ移植したらまたお隣から怒られるよーな気もしないでもないですが。
まあ、あちらさんもあちらさんで色々パクりまくってるんで、おあいこじゃないですかね!

ですので。コンシューマ移植の前にえろい要素があるPC版をプレイしておくのが吉だと思いますYO!!

(担当長谷川)