ブルマァクSTDからバンダイ700円サイズに至る過渡期に登場した“キングザウルス”シリーズ。「ディティールにはこだわれないけど、リアル路線目指します」みたいなアバウトな雰囲気で独自の世界を形成しました。色味もマルブルを踏襲したサイケなスプレーや妙に生物感漂うもの、投げやりにしか思えないトンデモ配色まで、なんともイイ塩梅。 その“ユルさ”故、ラインナップによって仕上がりが千差万別なのですが、中でもディフォルメセンスに巧みさと同シリーズらしさを兼ね備えた銘品が、やはり定番にして究極である“ゴジラ”であります。 ● I 期 通称“攻撃型”。前傾姿勢で牙を剥き出した厳めしいゴジラです。キングザウルスのリリースが、ゴジラシリーズ第 I 期終了から数年後である為か、昭和ゴジラを総括したようなデザインに見えます。顔は後期の凛々しい“擬人化”系統、ぶっ太い手足や尾は“キンゴジ”や“モスゴジ”の動物的で骨太な印象。この二つが見事に調和し、他にない魅力を湛えたゴジラを作り上げています。 更にこちらは I 期の内でも最初に生産された、いわば“初版”。コレクターにとっては不滅の輝きを放つ一品なのです。 (写真左のパチモンも出品。背ビレに顕著な激甘モールドもですが、オリジナルより一まわり大きいのが最大の謎。これはこれで魅力的ではあるが……) ○ II 期 直立に落ち着いた II 期。歯も四角くなって大人しいカンジですが、同種の爬虫類には有り得ない“真っ直ぐ立つ”姿はある意味で着ぐるみ怪獣のアイデンティティなので、これこそが普段の正しい(?)ゴジラなのは間違いありません(グレートザウルスも同じ作りだし) I 期に比べてスリムな体型と、四角い頭や面構えが終盤の“総進撃”“対メガロ”のイメージに近く、チャンピオンまつり派にお勧めしたい出来。ヴィンテージソフビには珍しい造形だったりするので、しっかり押さえておくのが吉かと。 ※8月24日(日)より販売いたします。 商品につきましてのお問合せ、通信販売は8月25日より受付いたします。
(担当 村上た)
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