(パンク・ハードコアに関する書籍がまとめて入ったので気になるものをご紹介) 三連の鋲ベルトと二連の鋲ベルト。 今や古着屋でも気軽に購入できる時代。 どーでもいいことですが、最近古着屋で見かける鋲ベルトが三連ばかりではないでしょうか? 自分の行く古着屋がたまたま二連を置いてないとこなのか、それとも二連が人気で品切れになっているのか。 真相はわからないですが、個人的には 二連は「パンク」 三連は「メタル」 だと思っていたのですが。 確かにメタルとのクロスオーバーにより、三連も増えましたが、初期パンク的な服装には、やはり三連ではなく二連が渋い(しっくりくる)と思います。 では、その渋い先人たちに関する書籍のご紹介。
橋口譲二:著 草思社/1982年発行 ¥1680 パンクスや暴走族など、一般的には世間一般からは拒絶された世界の住人を集めた写真集。 この写真集、ハードコアやパンク聴いていて、渋い写真や画像探している友人たちとその存在はよく耳にしたものでした。 でも当時の自分(自分含め同様のパンク、ハードコアが好きな友人たち)は「ラーメン一杯約500〜700円。7インチのEPの新譜が一枚約500〜700円。飯をとるか、○○○meets×××と紹介されているこれ(EP)を買うか」と迷い、鳴るお腹の存在を無視しつつレコードの方を選んでいたわけで、そんな自分たちが手に出来るわけもなく、ただただその存在を頭の中で反復しつつ、蝉のような音のギターでトリップしていたわけですが、改めてこうやって見ると、「やっべー、やっぱかっこいーわぁ」と思ってしまい、あの頃と同じく、「コンビニ弁当が約500〜700円。二食抜けば買える!!」と思ってしまうのは、社会人としてはまずいことなんでしょうかねー。 この写真集の中にうつっている若者たちからはみな「反社会精神」が見て取れます。それがかっこよさの要因の大きな一つだと思います。 それで、結局何がいいたいのかと言えば、これを見てうんちくやインテリジェンスな言葉を用いずにかっこいいといえるか否か、ただそれだけです。
行川和彦:著 リットーミュージック/2004年発行 ※定価2000円+税 ¥1575 今はハードコア(特にクラスト)について語ることは無くなってしまってますが、昔の行川さんのディスクレビューはそれは熱いものでした。 はっきり言えば、DOLL(パンクやハードコアについてのマガジン)で行川さんと別宮さんのレビューで田舎ものだった私は購入する盤を選んでいたものでしたし、日本オルタナティブロック特集なんぞいう企画が80年後半から90年にかけて色々なところで企画されていた時も、行川さんのコメントやランキングは必ずチェックしていたものでした。 でもこれは自分と同世代で、パンク/ハードコアを通ってきた人ならば約65%くらいは同じ感覚ではないでしょうか。 これを読んで、音を思い出すもよし、未聴の人は気になるコメントの盤を購入するのもよいかと。
シンコーミュージック/2006年発行 ¥630 ジョーストラマーが亡くなってはや5年以上がたってしまいました。。 ジョーが亡くなってすぐに当時追悼イベントがあり、悲しみにくれながら自分も参加した(熱いゲストもありました)のですが、そこで改めてジョーの優しさに触れました。 ジョーの優しさはその活動だけでなく、もちろん音にも、そして写真の中にも現れています。 パンク・ハードコアって、優しいんです。 ブルーハーツの歌詞じゃないですが、パンク・ハードコアって優しいから大好きです。
(担当 三次)
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