まんだらけまんだらけ名古屋 1F 少年コミック山田の作品紹介その7 裏切りの英雄が綴る復讐の惨劇ユーベルブラッド

その6が欠番なのは間違えて5が2つあるからです。てへっ

今回紹介するのはこちらのコミックス。ヤングガンガンにて連載中の塩野干支朗次作、ユーベルブラットです。

ユーベルブラットは主人公のケインツェルが世界を救った7人の英雄を殺す為に旅をするお話。
これだけだと主人公が悪人の様に聞こえてきますが、真実は違うのです。
世界を救う為に集まった英雄は11人。途中、7人が絶望の余り旅を諦めます。そして4人は最後まで諦めず旅を続け世界を救ったのです。
しかし、最後の戦いで疲れきった4人を待ち受けていたのは7人の死神の抱擁でした。
そして7人は4人を殺し、残った7人が世界を救った英雄として称えられる事となったのです。
ケインツェルはその時殺された4人の内の1人。死ぬ寸前、妖精を喰らい肉体を妖精と融合させることで生きながらえるのです。そして、ケインツェルは誓う。
やつら7人に復讐の刃を突き立てると。

まあ、そんな感じのお話です。
ケインツェルは本当は世界を救った英雄です。なので基本的にはいい人です。復讐の為に心を鬼にしても甘っちょろい心は捨てきれず、しかしその甘さ故にケインツェルは新しい英雄と呼ばれどんどん仲間を増やしていくわけです。

見所は戦闘シーン。最初から物凄い強さのケインツェルはどんな困難な状況でもそれを打ち破り、英雄達に喰らいつきます。ケインツェルの心の内を探りながら読んでいくとストーリーをなぞるだけでは理解できない部分も理解できるかもしれません。

作者の塩野干支朗次さんは女の子はやたらと可愛く、男はやたらとむさ苦しい絵を描かれる人です。

ユーベルブラットは1階コミックフロア、スクエニのコーナーにありますので、是非一度お読み下さい。

(担当山田)