まんだらけ小倉店 1F 少年コミックどんなことがあろうと、小倉店はSKET DANCEを（勝手に）応援します

本日の新入荷からジャンプコミックス「SKET DANCE」1～9巻までの最新巻セットをご紹介します。

担当は世間一般から見れば30過ぎた良い年のオッサンなわけですが、この年になると昔は偉く年上に見えた世間の皆様が、気が付いたら年下になっていた、などということはザラです。高校球児は言うにおよばず、プロ野球選手・アイドル・お笑い芸人・そして、漫画家の先生もしかり。
ベテランの方ならまだしも『期待の新人』だとか『今年一番の話題作！』などの作者は、大体において年下になりつつあります。
そんななか、「SKET DANCE」の作者である篠原健太先生は、デビュー4年目にして、既に御年35歳。ジャンプ初連載時年齢33歳という、この先もなかなか破られないであろう珍記録の持ち主です。

「SKET DANCE」がどういうマンガであるかは、説明するまでも無いでしょう…というほど売れていないのがこの作品の悲しいかな現状。担当は1年半ほど前からこの作品のファンになりましたが、その間劇的にジャンプ本誌の扱いがよくなったこともなければ、単行本が爆発的に売れたこともなし。某大型掲示板の「ジャンプ打ち切りサバイバルレース」なるスレッドでは、同じく掲載順が不安定な「サイレン」「ぬらりひょんの孫」とともに、打ち切り候補御三家などと呼ばれる始末。

そりゃあ、冷静に見たら売れませんよ（爆）。だって今どき「学園コメディ」ですよ。「学園バトル」でも「学園ラブコメ」でも「学園スポ根」でも「学園サバイバル」（？）でもなく、「コメディ」。しかも何だかんだ言って未だ10代読者が主流で、さらにもう一つの主流がふじ…じゃない貴婦人の皆様であるジャンプ誌上で、30半ばのオッサンがオッサンセンス丸出しでコメディっているわけです。
どこに売れる要素があるのでしょう。ファンが言う事ではないですが、むしろよくここまでしぶとく生き残っているなあと思います。

話の内容も、ファンだから笑えるときもありますが、客観的に見たらキツイだろうなあ、と思うこともしばしば。つい先日もヘリウムガス騒動等ありましたが、それ以外にも恥ずかしくなる時がちょこちょこと。なんというか…脱サラしてジャンプに連載できてしまった（たぶんこの経歴自体も初ではないでしょうか）オッサンがはしゃいだり、うかつなことを口走ったりしている瞬間が見て取れるわけです。

とまあ、ここまで延々と書いてきましたが、それでも担当はSKET DANCEを一方的に応援しています。それに、30過ぎて（しつこいな）ジャンプで連載できたら調子に乗ったっていいじゃない！
先日の「先ヨミ！ジャンBANG」での扱いも非常に悪く、ドラマCDになったからと言ってこの先劇的なメディア展開が待っているとは到底思えませんが、もう少しだけ本誌の順位が安定して、もう少しだけ単行本が売れるといいなあ、と思う次第です。

あ、本編の話題まったく触れてない。とりあえずキャプテンとコマちゃんは僕の嫁で。ヒメコはボッスンでいいや。

※掲載商品は、店頭でも販売致しております。売り切れる場合もございますので予めご了承ください。

(担当有冨)