まんだらけ小倉店 1F 少年コミック現在小倉店は「終～ラスト～」ショーケースを展開中その3 ディオ→カーズ→ディオ→吉良→ディアボロ

現在小倉店では、「終～ラスト～」をテーマにショーケースを展開いたしております。
ラストが感動的だったり、逆にラストがアレだったりなどなど、いろいろとお出ししておりますので、ぜひ1Fショーケースをご覧下さい。

というわけで、そのショーケースからご紹介いたします。
今回は「ジョジョの奇妙な冒険」なんですが…なんというか、語りつくされているものの紹介というのは、まがりなりにもプロとして（？）ちょっとだけ恥ずかしかったりする気もします。
ただ、今回は「ラスト」のショーケースに入れているので、この視点からジョジョを紹介してみます。

ジョジョは一部・二部などパートごとにラスボス、つまり『最後に倒さなくてはいけない相手』が設定されています。しかし、第一部にしてすでに主人公とラスボスが合打ち（正確には主人公の敗北）になるという衝撃の展開。当時リアルタイムで読んでいた読者のショックたるや、想像に難くありません。
その後も「究極生命体」になったカーズ、再登場したディオ、殺人鬼吉良、冷酷なギャングディアボロと、ジョジョのラスボスたちは、非常に凶悪でもあり、また魅力的です。
そして、ラスボスは敵であると同時に、主人公達にとって超えるべき壁です。ディオがジョースター一族全体の敵であるように、吉良は再生をつかさどる仗助にとって破壊と町の治安を汚す象徴、ディアボロはギャング・スターを目指すジョルノとは正反対の嗜好を持つ人物でした。

ジョジョが永く読み続けられる理由は、こういったビルドゥングスロマンの一面も備えているからだと思います…なんとか今までとは違った感じの紹介文になったでしょうか？

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(担当有冨)