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ちょっとたるみがあり下に向かって膨らんでいく独特なシルエット、セブンやミクラスも絡めてしまう恐ろしく長い尻尾...
そのデザインモチーフはシロウミウシだったとのこと。
デザインは成田享でスーツの制作が高山良策、ウルトラシリーズ初期のベストコンビの手によって造型された宇宙怪獣エレキング。
マルサン・ブルマァクのスタンダードサイズソフビはその大半が怪獣の着ぐるみの三面写真を元に直立スタイルで造型されていたそうですが、エレキングとミクラスの場合は二体が対峙した時の写真が元になっているため、エレキングは右足を前に構えた状態で造型されています。
この二体は向かい合わせにすると噛み合い、正に阿吽となることでも有名な二体でもあります。
直立とはひと味違った躍動感を感じる力強いポーズ、独特なディフォルメと太い尻尾などかなり迫力を感じる一体。
ご存知の通りスタンダードサイズのエレキングはマルサンの1期版、2期版、3期版及びブルマァク版が販売されていましたが、ナメゴンの目やキングジョーのアンテナ部分などと同様に現存する殆どのエレキングも頭部は角の無いもの、顔の部分から補修されているもの、またはレプリカのものも多く、ボディは全身に入っている斑模様のモールド部分の薄い部分から割れてしまっているものも多く、完全な状態で見かける機会もなかなか少ない怪獣だと思います。
コレクターの方でも、完全な状態のものを一度は手にしたい一体と思っている方も多いのではないかと。
全高約22cmで頭部とボディ、両腕と尻尾の5パーツ構成。
クリーム色の成型色にメタリックブルーのスプレー、口元に赤、黒と銀の塗装が施されています。
下腹部から左右の足にタスキ吹きが施されている1期版。本体と左角にゆがみ、ボディ全体にやけ、色うつり、シミなどがあります。首の後ろ側の間着部分に1mm強のピンホールがありますが、角は補修のない完全な状態となっています。
状態をご確認の上、お買い求め下さい。

ウルトラセブン
マルサンスタンダードサイズ宇宙怪獣エレキング
ウルトラセブン第3話「湖のひみつ」に登場。

(担当鈴木)