明治の頃から顧客獲得の一環として作成されていた三越百貨店制作のPR誌「三越」。
PR誌らしく内容は三越の取扱い商品が主だっていますが、その他にもコラムや生活情報、昭和初期のものになると娯楽的要素が増え、短歌や童歌を公募し誌面で発表したりしています。
ただこちらの商品の場合、書かれている内容よりも見ていただきたいのは、表紙、口絵のモダンなデザイン。
大正の「三越」の表紙を手掛けているのは日本のグラフィックデザインの礎を築いた杉浦非水。
この時代の彼はアール・ヌーヴォーの影響が強く、なだらかな曲線で昆虫や着物姿の女性を描いています。
その他、当時の流行画家たちの口絵を各号で必ず付けており、竹久夢二、高畠華宵等多彩な面々が書き下ろし作品を提供。
各号ページに一部抜けはあるものの、ヤケ、シミ、イタミがほぼなく、全て口絵付き。
グラフィックデザイン黎明期のモダンデザインを堪能できる商品です。
こちらは全て8月15日(土)から中野店4階海馬で販売します。
16日(日)までは店頭販売のみ、取り置き、通販のお申し込みは17日(月)から承ります。売り切れの際はご容赦ください。
(担当 佐藤)
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