岩井の本棚 「2007ベスト」 第2回

うめだ店スタッフ編Bパート・名古屋店スタッフ編

第2夜です。

今年の宝島版/フリースタイル版の男性コミックのベスト1はそれぞれ「ハチワンダイバー」でした。
意外も意外。
なにしろ連載始まって1年以上経ち、単行本も5巻まで出てて、面白いことは確かだけれど、 まるで新鮮ではないし、選ぶんなら去年じゃないか、って感じますし、 僕的にも僕の周囲でも「ハチワンダイバーより面白いマンガは、今年なかったね」というような突き抜けた、決定的なタイトルではなかった気がするのです。

1位が5点、2位は4点・・・などとする順位加点は、みんなが選ぶものは票をかさねて上位に来やすい部分もあるし、 「今年発行された」という制限を持たせることにも意味がない気がするので、ルールとしては
  • 今年読んだマンガであれば何でもOK
というだけです。

これだけ新陳代謝が激しいマンガ界で、「のだめ」と「シグルイ」と「フラワー・オブ・ライフ」が3年くらいずっとベスト10位に入ることを 「実力のある作家はさすがに違う」と見るか「いまいち新鮮味がない」と見るかは人それぞれですが、 古書店的なスタンスで期限に区切らず選んでもらうと、見事なくらい票が割れる割れる。
集計はしませんでしたが、たぶん順位集計はしても表にならなかったんじゃないでしょうか。

それではそんなバラバラなベストをお楽しみください。
第2夜はうめだ店と、移転オープンで大好評を頂いている名古屋店のベストです。

※この記事は2008年1月15日に掲載したものです。

(担当 岩井)

「土竜の唄」「ハチミツとクローバー」「任侠沈没」


今年一年を振り返ったら、去年よりも日本が漫画で大騒ぎというのがなかった気がします。
漫画原作のメディアがそれだけ市民権を得たという事でしょうか。
その中でテンションが高かったのは「ジョジョ」だった気がします。
というか「アメトーーク」が凄いんじゃ。「越中詩郎」もアメトーーク発信やし。
という事で今年読んだ漫画のベスト。

「土竜の唄」高橋のぼる

ヤンサンはサラッと読んでしまうので、あんまりこの漫画の印象はなく、 しかも高橋のぼるの絵はあんまり好きではなかったのでずっとスルーしていたのですが 「土竜の唄」ってなんやねんと気になって読んでみたら面白かったです。
ヤクザものと思っていたら潜入捜査官の話だったんですね。
コレを読んでいたらジョニーデップの「FAKE」を思い出しました。
ジョニーデップが主人公の菊川なら、さしずめアルパチーノは日浦でしょうか。
ということでジョニーデップ好きにもオススメしたい漫画です。

「ハチミツとクローバー」羽海野チカ

何故か10巻だけを何回も読み返してしまいます。
「7SEEDS」「プライド」「のだめ」とか自分的に面白い少女漫画は他にいっぱいあるのですが、気が向いて何回も読み返すのはこの漫画がダントツで多いです。
なんかチョットくさい言い回しとかが意外とすんなり読めてしまうところがこの漫画の中毒性を促進させている気がします。

そーいえばチョットくさい言い回しといえばかざま鋭ニの「風の大地」もかなり良いですね。
くさい台詞好きならかなりオススメです。

「任侠沈没」山口正人

夏ごろのコラムであった「BL以外でイケメンが出てくる漫画(だった気がする)」でも挙げたんでもういいかなとか思ったんですが(連載も終わったし)、 なんだかんだで今年一番テンションが上がった漫画はコレなんで挙げざるを得ないです。
最終巻に進むにつれグダグダになるんですが、読後感はすごい空しさに襲われます。
「なんでこんなにテンション上がってたんやろ・・・。」←僕はこんな感じでした。
今にして思えば設定が最初(1巻)からむちゃくちゃでした。
ただ、帯の煽りは最高です。
「例え日本が崩壊しても、劇画魂は崩壊せず!!」
良い感じです。
最後に今年気になったおたく的なニュースといえば松山ケンイチについてです。
漫画原作の映画といえばこの人みたになってませんか?今後の出演作が「DMC」と「カムイ外伝」。 カムイ外伝はともかく、DMCはかなりの意欲作だなと思いました。
大丈夫か!?

うめだ店 ヴィンテージコミックス担当 原

「闇金ウシジマくん」真鍋昌平


正直、この漫画を知ったのは今年の3月か4月ぐらいで、確か7〜8巻ぐらいまで出ている時点で知りました。
かなり遅咲きのウシジマデビューをしましたが、がっちりハートをキャッチされてしまい、ウシジマワールドにのめり込んでしまいました。
この漫画にハートをキャッチされてしまった理由としては『共感』と『戒め』です。

タイトルのとおり闇金の社長丑嶋が金を貸すと言う単純なストーリーですが、 貸す相手がパチンコ依存症の主婦、見栄っ張りなOL、フリーター、ニート、ヤンキー、風俗嬢、と様々なダメ人間が餌食となっていきます。
その中でフリーター、ニートを経験した自分にとって、この2タイプは『共感』ができるのです。

働いてないので時間があり、暇なのでパチスロに行くが結果として負けて借金をするという悪循環のなかにズブズブとはまっていくのです。 そういう誰でも経験がありそうな所に『共感』をし、自分が甘い考えをしてしまうと結果的にこうなってしまうという『戒め』になっています。

気持ち的に『なんか全部めんどくせぇ〜なぁ〜』と思う時にふと読んでみると、読み終えた後は『ちゃんと真剣に生きよう。』という考え方になります。 あと、金貸しの話ですが小難しい法律用語がほとんどと言っていい程出てこない所が読みやすい要因になっているのと、 キャラの設定、ストーリーの設定などが20代〜30代の男性をターゲットとしている点が読みやすい要因になっているかもしれません。
今年一年を振り返って
今年は『偽』な年でした。

うめだ店 TOY担当 吉平

「ギャンブルフィッシュ」「アベックパンチ」「ヤンキー君とメガネちゃん」


「ギャンブルフィッシュ」秋田書店 チャンピオンコミックス 原作/青山広美 作画/山根和俊

数あるギャンブルマンガの中でも、狂気度とお色気度においては右に出るものはありません。
狂気の象徴=阿鼻谷の危険極まりない言動の数々と、月夜野さんを筆頭とするお色気担当キャラのセクシーカットに今後も期待してます。

「アベックパンチ」エンターブレイン ビームコミックス タイム涼介

青春マンガなんだけど、スクールウォーズ的な熱さは微塵もない。
でも主人公達のセリフや会話が妙にリアルで面白いです。
案外、今の時代に合った青春マンガかもしれません。
同著者の「あしたの弱音」もオススメです。

「ヤンキー君とメガネちゃん」講談社 マガジンKC 吉河美希

ベタベタのコテコテな展開が多いですが、サクサク読めます。
てゆうか、最近こういうベタなマンガが少ないから逆に新鮮なのかも。 真島ヒロ先生のアシスタントをしていただけあって、画力もありますし。
今年一番のニュース
ハンター×ハンターの復活で、ジャンプを立ち読みからちゃんと買うようになりました。
早期の再復活を願います。
今年を振り返って
今年はあまり爆発的に盛り上がったアニメがなかったような気がします。
「らきすた」が頑張ってましたね。
自己紹介
三度のメシよりダウンタウンが大好き。
暇さえあれば「ガキの使い」のトークを繰り返し見ています。
マンガは「コミックビーム」と「まんがくらぶオリジナル」だけは毎月欠かさず買ってます。 現在は「萌え4コマ」を勉強中。

うめだ店 TOY担当 吉野

「ギャンブルフィッシュ」「アベックパンチ」「ヤンキー君とメガネちゃん」


「よつばと!」あずまきよひこ(メディアワークス)

今更ですが。今年一番読み返したのはよつばと!7巻でした。牧場編の面白さは 異常です。ヤンダがみんなのボケに全力でつっこんでくれるのがいい。いつもの よつばと!がいかに投げっぱなしの危険なマンガかしみじみ分かります。

「ウルトラバロック・デプログラマー」原作・いとうせいこう 漫画・浅田寅ヲ(スクウェア・エニックス)

最近のものから一冊。いとうせいこうのサイコアクション「解体屋外伝」を、 森博嗣「すべてがFになる」のコミカライズで小説ファンの度肝を抜いた浅田寅ヲが漫画化。
原作・作画どちらも好きな自分にとっては超スマッシュヒットでした。
田島昭宇とか好きな人には文句なくオススメ。ただ浅田寅ヲは連載つづかない癖がちょっとあるので、打ち切られないか心配です。原作長いし。

「江戸前鮨職人きららの仕事」原作・早川光 漫画・橋本孤蔵

ドラマにもなった大人気スシバトル漫画。ついに第一部完。本編も良かったのですが、 ライバルの坂巻慶太を主人公にした外伝「渡職人残侠伝 慶太の味」がめったやたら面白かったです。
いわばきらら版「疵面〜スカーフェイス〜」。
流れの鮨職人として修行中の坂巻が全裸で海に飛び込み、そこで料理のヒントをつかんでなぜかカキ氷を作る……。単行本化を強く希望します。
今年のニュース
オタクネタとしては、ニコニコ動画の隆盛と初音ミクの出現。ネットの世界がちょっと変わった気さえします。
今年を振り返って
今年はあまり本を読んでなかったように思います。気づけば同じ本ばかりダラダラ読んでいたり。 怠けているのは良くないですね。来年はもっと精進します。
自己紹介
人生の半分以上をアニメや漫画や同人誌にまみれて過ごして来ましたが、まだま だ飽きる様子もありません。

うめだ店 男性向同人誌担当 豊川

「サナギさん」旋川ユウキ


…う〜ん…
おぉ!!これはっ!!っていう漫画に今年は引っかからなかったなぁ…
あえて言うならば。
「サナギさん」旋川ユウキ

萌え四コマ全盛のこの時代にちゃんと読ませる四コマ漫画。…って四コマじゃないですけど。
超高級な駄洒落を聞いてるような、笑うというより感心してしまう内容です。
個人的な意見を言うと、この作者はきっといろんな事に揚げ足とってるんだろうなぁと思います。
コミック自体薄いですけど内容は濃いので安心して買って読んでください。
今年どんな年だったかなぁと考えました。
平成仮面ライダーファンの私としましては、今年の「電王」の大ブレイクが1番のニュースですね。
昔は子供と一緒に見ているお母様が俳優にハマって…という図式でしたが、今年はあからさまに腐女子…ゲフン失礼。うら若い乙女な方のファンが多かったです。
今回の電王のファンの方が、前の「カブト」から逆行して見てくれたらなぁ…仮面ライダーもっと盛り上がるのになぁ… 水嶋ヒロくんもかっこいいのになぁ…と思います。
来年の「キバ」に超期待!!ですね。
自己紹介
特撮好きでゲーム好き。特撮はストーリーよりも俳優さんが好き。
ゲームも月に10本以上は買ってるなぁ…
最近はジャニーズにもハマってます。
ドラマ「ハチミツとクローバー」頑張って〜!!トーマくん!!
そんな私はコミック担当…

うめだ店 コミック担当 岩永

「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」「HR」「看板娘はさしおさえ」


「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」きゆづき さとこ 芳文社

俺のオススメは全部きららの4コマで行くぜ。
ラノベのキノ旅っぽい雰囲気でファンタジーの世界を旅する。
初めて見た時にコイツはでっかくなるぜと確信した作品。

「HR」長月 みそか

学園ラブコメ。エロ漫画家だが、エロなくても良いよねと思ってたら、エロなしで4コマが始まった。
こそばゆい青春ラブコメ作品。

「看板娘はさしおさえ」鈴城 芹

骨董品屋を営む一家のお話。骨董品はまったく出てこないので、名前の一発ネタ作品。
と、思って買ったら俺のツボにHIT!!お母さんとかお母さんとかお母さんとかがオススメ。
今年一年を振り返って
ラノベのアニメ化がいっぱいでしたね。ラノベ読みとしては、うれしい限りです。
後は、仕事初めてからずっとかもしれませんが、部屋の積み本、積みゲータワーがどんど増えていっています。 遊ぶんだり読んだりの速度と購入速度がどーして並行にならない・・・読子さんの部屋とかリアルですね。
今年のニュースや出来事
京都府京田辺市で警察官の父親を女子高校生が斧で「寝首をかく」形で殺してたち父親殺しの斧少女。
似たようなシーンがあったということで放送を休止した「ひぐらしのなく頃に解」TV放送中止とした「スクールデイズ」。
現在の低年齢犯罪はゆとり教育の弊害としか思えないですが、出版、放送の分野でこうした自粛があったことが悲しかったです。
自己紹介
うめだ店のラノベマスター。二次元なんかのエロも幅広くカバーしております。

うめだ店 コミック担当 堀井

マンガじゃなくて、今年読み返したBLノベルスベスト


「しあわせにできる」谷崎泉(二見シャレード文庫)

王道リーマンものがこんなに面白いとは!挿絵もよろしいです

「巧みな狙撃手」松田美優(大洋シャイノベルズ)

あの苦い読後感がくせになります。来年度も頑張って欲しいです。

「二重螺旋」吉原理恵子(徳間キャラ文庫)

文章から情念が滲み出しているBLをジュネと呼ぶのでしょうか。吉原氏はジュネ の作家さんだと読んで思いました。
今年一年を振り返って
レディースを専門に回っているとBLの知識が無駄に豊富になってきます。
友達に話したら昔よりキャラが濃くなっていいことだと言われました。いいことなんでしょうか。

うめだ店 コミック担当 朴

「ヴィリ」山岸涼子


人の狂気を描かせたら、山岸先生の右に出る作家はいないと思います。
山岸先生の描く狂気は非現実的な狂気では無く誰にでもある身近な狂気なので妙にリアルです。 あと、無駄な線を極力省き非常に美しい線を書きます。特にバレリーナの体の線は芸術に値します。 それが、堪能出来るのが今回ご紹介する『ヴィリ』です。

アラベスク、テレプシコーラと同じバレエ漫画です。
しかし、今までと違うのは前の2作品が少女が主役なのに対してこの『ヴィリ』は年頃の娘を持つ、 年配のバレリーナが主役なのです。 ただ、その困難も年齢に比例してかかなり過激になっています。

詳しくは、ネタバレになるので描きませんがバレリーナとしても女性としてもそれはないよ〜的な展開になってしまいます。 それでも、最後には希望を見出す主人公の強さにとても感銘を覚えました。 全1巻なのですぐに読めてしまうので是非1度山岸ワールドを体感してみて下さい!
今年どんな年だったか?
私にとって今年を漢字一文字で表すとしたら『移』に尽きるでしょう。
久屋大通から大須への移転は自分にとっても会社にとっても大きな出来事になりました。
距離的にはそんなに離れてはいませんが、今までとはまったく違う別世界になりました。
なので、旧店からのお客様はもちろん、新規のお客様も一度パワーアップした名古屋店にお越し下さい!!
今年気になったオタク的ニュース、出来事
初音ミクの大ブレイクぶりに驚きました。
本当に科学の限界を超えてしまったと思います。
自己紹介
サラ・ベルナールと水樹奈々を愛してやまない名古屋店 DEEP 坂元です。
販売、買取共に頑張りますのでよろしくお願いします。

名古屋店 男性向同人誌担当 坂元

今年一番の「4コママンガ」


「光の大社員」OYSTER

ボクの中で最終的に「ぷぎゅる」と争った末、この座を射止めたのがこの作品。
4コママンガは毒も無ければ薬も無いって思うけど、これはその極地。 あー面白かった、って言う感慨深いモノが全く無し。 30分ぐらいの時間つぶしにはちょうどいい。
この主人公の輝戸光ってヤツが会社で「大社員」を目指して日々奮闘する姿をライバルとかヒロイン(OL)とか社長とか、忍者係長とか小学生とかを交えて描いているんだけれども…
あと、集中線が多すぎ。フリテンくんとか比べても明らかに多い。
ヒドいと全コマ集中線。4コマ全てに。かといって勢いがあるでもなく。

最終的に行き着く先が「なんなんだコレ。」って感想。
そのこと自体がなぜ面白いのかさえ自分にもわからない…。
この面白みを知ることがこの先の人生にとって重要な意味を秘めているのであろうか…
やっぱ、ないな。
でもサブタイトルの「Shine of Shines」ってのはヒネリがあって好き。

そんなワケでなんだかんだで面白いよ「光の大社員」!
無駄な時間を過ごしたいヒトは是非。

最後に。社長秘書のちはるさんがマジでカワエロイイ。く、く、黒タイツゥゥゥゥゥ! く、クソ!社長め!オレも一緒に将棋を打ちたぁ〜い! 誰かちはるサンで18禁同人誌描いてくれれば良いと思うよ? (去年も「貧乏姉妹物語」でこんなん言ってたような気がする)
今年どんな年だったか
名古屋店のスタッフ全員が言ってて凡百な感がマンマンなんだけど、やっぱ名古屋店移転ですかねぇ。 今だから言えるけど、オープン3日前なんて精神崩壊直前ですた。迫り来るオープン、終わらない作業。そして新たに発生する作業…。 全てがクライシスでした。不覚にもちょっと泣いてしまった。コッソリと。
オープン後も波状攻撃的にお客様が来店して買取しーの、販売しーの、商品を処理しーの。
「マジで勘弁してくれ、ウヘェェ…いらっしゃいませー」って思った。
でも今なんとかキリがついてホッとしてマス。
ゆとりのある生活って大事だよね…
今年気になったオタク的な出来事
ニコニコ動画の存在を知りました。
いやー、引きこもるわコレは。おもろい。
初音ミクにも漏れなくハマったし。
そこんとこやっぱそういう業界にいるんで押さえておかねばね。
そんなこんなで名古屋店3Fでチコチコ作業していますのでヨロシクです。
自己紹介
いまさら言うことではないけど、名古屋店・DEEP担当のヒトです。
こないだ店に後輩が来て「先輩まだこの仕事辞めてなかったんですね〜」って言われた。 ちょっとウッと来たが、自分でもそーだなーって思う。 まだ自分の中で修めていない所が多々あるのでまだまだ続けマス。
特に抱き枕・スティックポスターとかは極めるとしたら相当の気力と根性が必要ですわ。 全国でも有数の抱き枕マイスターになりたいなぁ…あ、やっぱいいです。

名古屋店 男性同人+スティックポスター+抱き枕担当 袴田(ハカマタ)

トップ10


第10位 「しゃにむにGO」羅川真里茂 白泉社

青春テニスマンガです。プレイの臨場感もさることながら、心理描写が凄く心の成長振りが解ります。主人公の使っているネタはご両親に聞いてみよう!

第9位「はやて×ブレード」林家志弦 メディアワークス

剣客学園マンガです。本気モードが長続きしないのが好きです。(ちなみに私も続きません。) ドラマCDでの会長の声が矢島晶子さんがもう抜群にバッチリ合うのがまた、ポイントが高いです。ぶっ飛んだ高飛車が似合う方です。

第8位「Q.E.D.」加藤元浩 講談社

推理マンガです。最近では『ガリレオ』がドラマでやっていましたが、あんな感じです(ドラマは見ていませんが。) とにかく理詰めで推理を行っていくのですが、たまに数学や物理の公式・定理が出てきます。正直解りませんが理系の私は式を見るだけで満足。

第7位「セトギワ花ヨメ」胡桃ちの 竹書房

何と言っても連載の数が多い。どれもこれも違うネタばかりで良く次から描けるものかと関心してしまいます。 その中でもこちらを推した理由は、ウエディングドレスの形もさることながら、早変わり系のドレスの構想が凄い。着てみたい・・・!?

第6位「だって愛してる」むんこ 芳文社

作者が御懐妊の為、休載していますが、4コマの中では泣かせる部類に入ります。
この方はこの1・2年で伸し上ったホープで実力派です。
他にも何本か連載を持っているので、休むに休めない・・・。

第5位「会長はメイド様!」藤原ヒロ 白泉社

コレはなんといっても美咲ちゃんがGood。あの巻が進むに連れ天然ツンデレ加減が増していくのは最強の称号が相応しい?
さらに会長の着るメイド服がまたカワイイ。キャラ構成も濃い・・・はずなんだけど読み易い。
メイドやネットアイドル好きにはオススメです。

第4位「P2!」江尻立真 集英社

月刊派ですが卓球とあっちゃ話は別。キチンとした卓球のお話でキチンとした説明付き。 卓球が解らなくても、ストーリーに重みがあり複線が多く続きが読みたくなるコミックですが、惜しまれつつ終わってしまいました。(書いている時期には最終話待ちですが)
周りの人気が高かったのに残念です。

第3位「ミミア姫」田中ユタカ 講談社

この方は成年コミック時代から大好きです。どちらかと言うと内面的な事を表現する作家さんで、その分共感出来る事が多く切なくなっちゃいます。
この作品も童話のようなお話で、オチやヤマ等あまりありません。
読んで落ち着いた気持ちになります。

第2位「ななはん」ももせたまみ 講談社

長い間待ちました。産休が間にあり10年続いた連載でも2巻完結。
4コマ好きの私にはホントに待望のコミックです。
4コマにはまったのもこの「ももせたまみ」先生のももいろシスターズです。
べストに4コマが多いのはこの影響です。

第1位「ポヨポヨ観察日記」樹るう 竹書房

私の中で一番アニメ化に近いコミックです。何より癒される。
ネコの中でも強い・・・逞しい・・・カッコいい・・・。
まさに男が惚れる漢(ネコ)です。でも4コマ。
この方も4コマ界のホープ。でも現役は長いです。
個人的に作家さんでコミックを買ってしまう傾向があり、過去の作品から殆どが揃っています。
初めの巻と最近の巻の絵を比べるのは勿論、作風も変わっていくところは読み直して面白いです。
また、4コママンガは意外と体力を使います。近年流行り(?)2ページぶち抜きが無く、全部とは言いませんが殆ど1ページ8コマ入っているので、読むペースも他のマンガに比べ遅いです。萌え4コマといって軽く踏み込むと痛い目に会うかも・・・。
その他のオススメに布浦さんのぴくぴく仙太郎(講談社)や、ぼんど等の動物マンガがあります。どの世界でも、動物と子供の力は偉大です。

こんな感じで今回は締めたいと思います。長い間お付き合い頂き有難う御座います。
今年どんな年だったか
今年は何と言っても月刊ジャンプの休刊が衝撃的です。
私の愛読書の一つでクレイモアがアニメ化決定したのにも関わらず休刊が止められなかった現状が窺え知れます。 私的には4コママンガが充実した年でもあります。雑誌もかなり増えた事ですし。
自己紹介
こういってはなんですが、王道と言うよりはマイナーなコミックを良く読む(週刊よりは月刊派)名古屋店 加藤です。

名古屋店 加藤

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」 安彦良和


ガンダム芸人ブーム(?)の影響もあって、今年はいままでとは異なる形で様々なメディアで取り上げられたガンダム。その誰もが知っているガンダムのTVアニメ版の設定を元に、安彦良和オリジナルの設定やエピソードを加えた「安彦版ガンダム」とも呼べる作品です。

とまぁ、なんかガンダム好きっぽく出だしを描いてみましたが、ぶっちゃけさらっと知ってる程度でそこまで深くはガンダム愛もないしみたいな自分が暇と寂しさを紛らわすために手を出し読み始めたのが今年の夏。 実際ガンダムという物語はアニメ、その他作品、何度見ても、読んでもおもしろいのですが、この安彦版ガンダムをおすすめするのはその作画力!安彦さんは今後漫画家として活動していくようですが、作画◎。

TVアニメ版と比較すると、アニメ版が丸っこい感じで、安彦マンガ版はにぎりこぶし!な硬派マンガです! 特に台詞に吹き出しを使用しないコマのドズルは迫力満点。でもやっぱりアムロは軟弱ボーイですが、ほぼ全編硬派なガンダム!
自己紹介
足がくさいのが悩みな26歳に見えない26歳です。
ことし気になった、おたく的なニュース・出来事:ビックリマン大辞典大特別版の転売狂乱劇場
ことしはこんな年
後半は移転によるプレッシャーで胃に穴が空くか、はげるかと仕事以外の心配ばかりでしたが、案外元気で能天気なだけなのか、 いやいやまだまだ若いんでしょっと若さを実感ポジティブな自分が好きでした。
ってのが仕事で感じたプライベートな面の話で、仕事から離れた純粋プライベートでは年始に立てた10くらいの目標がなにひとつ達成できず、 自分は相変わらずのダメ人間なんだなぁと実感。若さ故。来年はもっと仕事がんばるぞ。

名古屋店 カード担当 安永

「あんどーなつー江戸和菓子職人物語ー」西ゆうじ テリー山本


和菓子のつくり方だけでなく、親方やまわりの人に様々な心配りや礼儀を教わりながら、和菓子職人目指して成長する女の子のお話です。

季節ごとの和菓子や、その由来だけでなく、心配りも勉強になり、感動しながら読んでいます。 そしてなんといっても和菓子が食べたくなります。
コミックに出てくる和菓子屋「満月堂」のうさぎの焼印入りのお饅頭 ぜひ食べたいです。
ことしはこんな年
かわいいお菓子に目が無い私ですが、今年はあまり新しいお菓子を手に入れることができませんでした。残念。 ですが、前からとっても気になっていた「ゼリーの家」のゼリーをプレゼントすることができたので満足です。

名古屋店 レディース担当 柄澤

お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)

まんだらけ中野店(詳しい店舗地図はこちら)
〒164-0001 東京都中野区中野5-52-15
TEL:03-3228-0007 / e-mail:nakano@mandarake.co.jp