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この本について


仕様緒元

★著者上村一夫
★判型A5判
★頁数496頁
★装幀ビロード装ソフトカバー/外装シュリンクフィルム帯シール付
★定価\2,800円+税
★発行まんだらけ出版部 ISBN978-4-86072-101-5 C0979
発売日一般書店の販売開始(予定)は→1月下旬。
それに先行して(届き次第)まんだらけにて先行販売開始。中野店は発売中、都内は30日から。その他店舗は順次。
“離婚倶楽部”------ そこは悲しい時、淋しい時、涙を捨てる場所------

「離婚倶楽部」は、「同棲時代」「狂人関係」という二大名作に次いで『漫画アクション』に1974(昭和49)年10月より翌75年8月まで連載された長篇作品。

銀座にある小さなクラブ・離婚倶楽部を切り盛りするママ・夕子(二十五歳)。彼女をとりまく、三歳の娘、何かと衝突する母親、しがらみとなっている別れた夫、店の女の子たち、そして夕子に思いを寄せるバーテンの健ちゃんとの毎日を詩情豊かに描いた本作は、上村一夫の集大成ともいえる「代表作」だが、これまで全体の四分の一しか単行本化されておらず、ほとんど語られることはなかった不運な作品であった。

ビブリオテーク第二弾として発売された上巻で多くの反響を呼んで以来九ヵ月、待望の完全版・下巻がいよいよ発売!ここに完結!

本作には、作者・上村一夫の劇画の秘密とでもいうべき技巧の数々が披露され、彼の魅力が余すところなく網羅されている。まさに彼のキャリアのひとつの頂点ともいえる傑作である。

そして特に注目すべきは最終話。主人公・夕子の「ある決断」が波乱を呼び、読者を戸惑いと忘我の境地にいざなう。夕子の幸せとは、人生とは何なのだろうか。

作品発表より約四十年。「幻の代表作」の全貌がとうとう現れる。

「リリシズム 上村一夫の世界」発売中


上村一夫公式サイトBlog


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