「ありある」のギャラリー、今回の出品は好評いただいている高橋わたるを追加投入です!
高橋わたるの現役時には原作・神保史郎とのタッグが多かったようです。代表作になる「ニセガク無宿」もそうですし唯一のサンコミ「マウンドの狼」、艶笑系劇画「男でござんす」もそう。
このあたりの男くさい原作と高橋わたるの太い線がマッチして独自の劇画観に到達、単行本自体はそこまでの数が出ていないものの当時の劇画誌では重宝されたのか様々な雑誌で連載を持っていました。単行本が出ない系の劇画誌・専門コミック誌・・・たとえば艶笑とか、ゴルフとか麻雀などなど。
劇画誌を追っていくとこのように「すごく作品を見るけれども代表作といえるヒット作がすらっとは出てこない」「だけれど確実に当時爪痕を残している」作家が数多くいます。高橋わたるはその代表格じゃないでしょうか。
トカゲのちょっととぼけた顔、それと一文の不思議な調和。
珍しい縛り。高橋わたる本人にその趣味はないのか、こういう性癖物はほとんどこの手の個人的な絵には描かれてないですね。
高橋わたるのはこういう感じで明るさがあるというか、シリアスな雰囲気がないんですね。屈託がないあたりは作風同様なのでは。
これ以外に2点投入します。いずれも3/6(日)、12時ジャストに投入開始するのでぜひ!
中野店 岩井